月城かなとの舞台略歴②
月城かなと宝塚バウホール主演
宝塚バウホール公演『銀二貫』の主演が発表になった時も、やっぱり「きたきた〜〜〜!!」とれいこちゃん(月城)に対して思うと同時に、「やっぱり95期はすごすぎる!」と思った管理人・すみれ子。
『銀二貫』はNHKでTVドラマ化された高田 郁(たかだ かおる)氏の時代小説が原作。
「日本物芝居の雪組」復活?で、日本物の芝居の経験は、若手の中では多いといえる月城かなとさんですが、新人公演と違い一から役を作り上げての主演は初めてでした。それもクリアしてれいこちゃん(月城)の若さと一途さを感じる舞台でした。
↓↓『銀二貫』の月城かなと
(出典:藪下哲二の宝塚歌劇支局プラス)
れいこさん(月城)は鶴之輔という、不器用な丁稚が、一人前の商売人に成長していく過程を安定感たっぷりにさわやかに演じた印象があります。真帆を演じる相手役の有沙 瞳(ありさ ひとみ)さんとの並びも美しかったですね。
また、れいこさんは「※青天(あおてん)」と呼ばれるカツラが実によく似合います。
最近の若手男役さんはアイドルっぽくイケメンは多いですが、誰でもこれが似合うというわけではありません。雪組・トップスターの早霧せいなさんも青天が似合うタイプ、れいこさんもしっくりくるタイプ派ですね。
※月代(額から頭部の部分)が青くなっている日本物の鬘。
月城かなとの本公演での活躍
新人公演で3度の主演を経験、さらに宝塚バウホール主演も務めてからは本公演でも雪組の中で重要な役を担うようになりました。
『るろうに剣心』の月城かなと
↓↓『るろうに剣心』四乃森蒼紫(しのもり あおし)
(出典:http://takarazuka55.hatenablog.jp/)
『るろうに剣心』は原作がコミック。
それだけに役作りの苦労もある作品かも?と思っていましたが、舞台の初日が開くと宝塚ファンのみならず原作ファンも巻き込んでのヒット作になりました。平日でも連日立ち見!
そんな中で月城かなとさんの演じる四乃森蒼紫(しのもり あおし)は、ビジュアル的にも超イケメンと話題になっていました。
蒼紫は武田観柳(彩凪翔)の用心棒で、江戸幕府「御庭番衆」の最後のお頭という重要な役どころです。
四乃森蒼紫はかっこいいBGMと共に登場しますが、それがまたビジュアルに似合い、月城かなとさんのクールな魅力に参ったファンはたくさんいたかと想像します。
新人公演を卒業すると、ぐっと男役度が増す生徒さんが多いですが、そういう点では月城さんは突出した物を感じました。
↓↓『るろうに剣心』出演時の宝塚カフェブレイク
『私立探偵ケイレブ・ハント』の月城かなと
2016年6月 – 8月『ローマの休日』(中日劇場・赤坂ACTシアター・梅田芸術劇場)ではアーヴィング・ラドビッチ(カメラマン)とマリオ・デ・ラーニ美容師を、上級生である彩凪 翔(あやなぎ しょう)さんと役替わり。
どちらも映画の『ローマの休日』で皆知るところの役であり、イタリア男としてチャラさんも含めて新境地の挑戦だったと思います。
『私立探偵ケイレブ・ハント』では敵役のマクシミリアンを演じ、骨太でありながらも、白いスーツがよく似合って存在感がありました。
(出典:FM宝塚)
登場するのは物語の中盤以降ですが、今までなら望海風斗さんが演じていたような役どころであるマクシミリアンを、存在感たっぷりに演じていた点で目を見張りました。
『GREATEST HITS!』では初のエトワールも経験されています。
↓↓【関連記事】『私立探偵ケイレブ・ハント』『GREATEST HITS!』の感想はこちら
↓↓3. 月組組替え後の月城かなとさんの活躍は・・・???
コメント