宝塚『桜花に舞え』新生星組を支える 礼真琴 七海ひろき 他 スター達から読み解く

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美城 れん(西郷 隆盛)

西郷隆盛。いい芝居でしたね。

専科さんから星組へ出演。しかも同期であるトップスターみっちゃん(北翔)と同時に退団するなんて、西郷と桐野の関係がオーバーラップして見えました。

豪快でどっしりとした風格、物事を素直に見抜く力ある人物として西郷を演じていらっしゃいました。

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綺咲 愛里(竹下 ヒサ・藩の郷の娘)

衣波隼太郎(紅ゆずる)に恋心を抱きながら、縁者の決めた結婚で桐野利秋(北翔)の妻になり、ずっと薩摩で夫を待っています。

控えめでありながら、辛抱強さのある女性。桐野の遺品を届けに来た吹優(妃海)に、桐野と吹優の関係をさとり嫌味を言うあたりは良い芝居でした。

次期、娘役トップなんですね。引き出しがたくさんあるかな?と期待です。

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夏美 よう(大久 保利通)

さすがに専科で脇を担っている重要な生徒さんですね。ただ他の作品でも似たような役どころが多いのが少し残念な気がします。

 

麻央 侑希(犬養 毅/仙太郎)

芝居冒頭で暗殺される犬養の芝居は、年齢的なギャップがまだ見えるのが残念。それ以降、仙太郎として登場するところ(犬養=仙太郎がわかりくかったのは脚本のせいかな?)は事件の目撃者として目立ちすぎずにきちんと存在している点、うまく演じている面白い人という印象がありました。

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真彩 希帆(会津藩の姫・愛奈姫)

会津藩のシーンで舞台奥のセリの上で美しい姫が歌っているので「誰?」と目を見張ったのが真彩希帆さんでした。

ほぉーーー、可愛くて歌がうまい! ということで星組に貴重な娘役さんを見つけた!と思った人です。2012年の初舞台なので研5、これからの活躍が楽しみです。

姫 → 遊女 と宝塚の脚本にありそうな設定ながら、身を落としても品を失わない点などよかったです。

 

夢妃 杏瑠(中村スガ・桐野 利秋の母)

あまり気に留めてはいなかったのですが、薩摩に一旦戻り再び西南戦争へ出かけていく桐野に「親より早く死んだらいかん」と言い、桐野亡き後「半次郎が帰ってきた」とホタルを追う所など、子を思う母をうまく演じていました。

その心情がまたグッとくるので涙腺決壊(–;)

こんな娘役さんも貴重な存在です。

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万里 柚美さん(大給恒の妻)は組長さんとして星組を見守っている暖かな視線を感じる人です。その他、美稀 千種さん(岩倉具視)、小桜 ほのかさん(孤児の太郎)とベテランから若手まできになる存在は多々でした。

最後までお読みいただきありがとうござざいました。

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