これもダルマの派生型?「タコ足」
ダルマの脚の付け根部分にチュチュのようなフリルをつけたり、背後にだけロング丈のドレスのつけたり、いろいろなバリエーションがあるダルマ衣装。
中でも、「タコ足」と呼ばれるものは宝塚独自のスタイルではないでしょうか。
↓『VIVA!Festa!』でロケットガールを務める伶美うらら(れいみうらら)さん。背が高く、女性らしい脚のラインを持つ伶美さんのダルマ姿もまた素晴らしい!
↓「宝塚No.1の足長」と言われている鳳月 杏(ほうづきあん)さんのタコ足!(右の写真)
ONEのまりもさん怪盗世界一と
ちなつのタコ足一緒なのでは…! pic.twitter.com/E4Jjgf7OZ3— ばた@フランケンロス (@mw_rr_89) 2014年2月5日
つまり、ダルマ衣装の足部分からタコの足のようにたくさんのヒモ状のものが下がっている衣装のことです。
これが「チラリズム」というものなのでしょうか…普通のダルマと比べてタコ足のほうがなにやら妖艶さが増しているように見えるフシギ。
↓月組トップ娘役の愛希れいか(まなきれいか)さんも背が高いのでダルマ衣装が映えますね。
ちゃぴのタコ足のためなら 通えるな… と思いました。 pic.twitter.com/PQQUc9suJe
— mariko💩 (@mariko0002) 2017年5月14日
よりゴージャズに見えるという目的と、妖艶さが増すタコ足は「ダルマの進化型」と言ってもいいかもしれませんね。
脚を美しく見せるダルマ!宝塚の様式美のまとめ
腕と脚をこれほど出しつつ、ゴージャズな衣装、ダルマ。
レビューを定期的に公演している宝塚歌劇団以外ではなかなかお目にかかることのない衣装かもしれません。
しかも、「清く 正しく 美しく」が生徒さんに徹底的に叩き込まれている宝塚だからこそ、変ないやらしさがありません。
↓大人気公演『エリザベート』のロケット衣装はいつも軍服モチーフで可愛い!
2009年月組エリザベートのロケット、娘役さんの中にはあいすちゃん、みくちゃん、みつこちゃん、愛風ゆめちゃんもいてほんとに豪華すぎる…! pic.twitter.com/qtMYTQTZGk
— ㅤ (@bxymxd) 2015年11月25日
↓『エンターザレビュー』での、豹の衣装はハイレグの角度がなかなか…ちょっとヒヤヒヤしました(;^ω^)
エンターザレビュー再演ないかなあ
猛獣使いのシーンもう1回観たいよ。
だいもんか真風あたりどう?笑 pic.twitter.com/9g9FZQvvz1— さきちん@その2 (@saki_24h_tkz) 2016年12月27日
「容姿端麗」がタカラジェンヌになるためのハードルですが、顔面偏差値というよりも、顔の小ささ、脚の長さ、頭身バランスなどが重視されている気がします。
そんな精鋭たちの見事なおみ足を拝むことのできるダルマ衣装。
普段は脚を隠している男役さんのダルマならなおさら貴重ですよね。
もし今後、ダルマ衣装が出てくる作品に出合ったら、その美しさをじっくりと堪能してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
色々な用語、知らないことが多いです。
ダルマ衣装、そうなんですかあ。解説いただき有難うございました。
私は、このお衣装では、女性らしくメリハリのある肢体の怜美さん、ちゃぴちゃんのお姿が好きですが、男役さんも素敵ですね。
最近の過去(?)では、身長の高さで、星条海斗さん十輝いりすさん鳳翔大さんたちのこのお姿に圧倒されたことが印象に残っています。
フレッシュな初舞台生はかわいく、トップさんまで、皆さんスタイルがよくて、このお衣装のときドキドキします。宝塚ならではですね。
シルバー蝶さん
ご訪問とコメントをありがとうございます。
何気なく使っている宝塚用語に意外な由来があったり、初耳学的に全く知らない言葉もあったり。
宝塚用語も面白いものですね。
星条海斗さん、十輝いりすさん、鳳翔大さんのダルマ!
長身なだけに迫力ある(?)美しさですね。
凰稀かなめさんのダルマはたまたま1列(と言っても端席、たけのこ)で観た時には
どこを観たらいいのかわからなくて目が泳ぐぞーーーーー状態になりました。
美しい、でもドキドキです。