宝塚・男役、女役の決め方、決めるのは誰?その方法は?の疑問解決

宝塚初心者百科事典

男役から娘役への転向はある、娘役から男役への転向は?

前述の愛希れいかさんのように

「男役」を経験して「女役」へ転向する生徒さんは過去にも多数いらっしゃいました。

 

では・・・

宝塚歌劇団入団後に「女役」から「男役」に転向した生徒さんがいるか

といえば、

おそらくはそれはない、と言っていいでしょう。

 

身長やビジュアル面の問題ではなく

「男役10年」と言われるように

本当の男性よりもはるかにイケメンの宝塚の男役。

その独特のスタイルを習得するのには長い年月が必要です。

 

女役として舞台経験を積んだ後、

いきなり男役として舞台に立つには

立ち方、歩き方、全ての所作を学びなおさなくてはいけないので

それは不可能に近いと言われています。

 

↑は宝塚の一ファン、管理人・すみれ子の知る範囲で記載していますので

過去にそういう例が全くゼロかどうかはわかりませんが、

あったとしてもそれほど例は多くないでしょう。

 




 

男役から娘役に転向した有名ジェンヌさんは?

男役から娘役に転向してトップ娘役になったという例は

愛希れいかさん以外にもたくさん!

 

前述の麻実れいさんの相手役を務め

麻実さんと共にゴールデンコンビと呼ばれた遥 くらら(はるか くらら)さんも

入団当初は男役でした。

 

↓↓男役から女役へ転向したジェンヌさん

56期生 条 はるき(じょう はるき)(※1) 
58期生 五條愛川(ごじょうあいせん)
59期生 姿晴香(すがたはるか) 星組トップ娘役
60期生 遥くらら(はるかくらら) 雪組トップ娘役
61期生 若葉ひろみ(わかばひろみ) 花組トップ娘役
71期生 鮎ゆうき(あいゆうき) トップ娘役
78期生 千紘れいか(ちひろれいか) 元月組娘役
83期生 天勢いづる(あませ いづる) 元雪組娘役
83期生 紫城るい(しじょうるい) 宙組トップ娘役
88期生 大湖せしる (だいごせしる)(※2)  元雪組娘役
89期生 純矢ちとせ (じゅんやちとせ) 宙組現役娘役
90期生 彩星りおん(あやほし りおん) 元月組娘役
95期生 愛希れいか(まなきれいか) 月組トップ娘役
97期生 水沙瑠流(みずさ るる) 元雪組娘役

以上はわかる範囲で記載しました。

 




 

(※1) 条はるきさんは新人公演主演経験が数回ある男役さんでいたが、特に「娘役に転向」というアナウンスのないまま女役を演じる機会が多くなり、退団時は宝塚バウホールで娘役が主演作品『愛…ただ愛』(エディット・ピアフ役)で退団されています。

「男役から女役への転向」を明確にアナウンス(公式サイトなどで)するようになったのは、比較的近年のことで、

条 はるきさん、五條愛川さんなどの時代は男役さんがショーなどで娘役として出演することは珍しくなく、

そのまま娘役に転向されたケースと想像されます。

 

(※2) 大湖せしるさんは新人公演で主演経験もありながら、娘役に転向したことは話題になった生徒さんでした。
でも在籍当時は雪組では『ルパン三世』の「峰不二子」など、非常に重要な女役を演じたことは記憶に新しいところです。

 

↓↓男役時代の大湖せしるさん

(出典:http://plaza.rakuten.co.jp/

 

↓↓娘役になった大湖せしるさん

(出典:http://www.mxtv.co.jp

 

もともとチャーミングな方でしたが、

娘役になるとさらに美人さん、娘役といより大人な女役さんでした。

 

↓↓3. 男役から娘役への転向、トップ娘役になれるのか? / まとめ

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