男役から娘役に転向、トップ娘役になれるのか?
男役から娘役に転向してその結果トップ娘役になった生徒さんが多数いますが、
これはトップ娘役が確約されていたから?
と疑ってしまいそうですか?
でもおそらくはそうではありません。
宝塚歌劇団の一員、そして一人の舞台人としても
男役から女役へ転向するということは
相当に悩んだ上で覚悟を持ってのことです。
人一倍努力と精進をした結果であろう・・・と管理人・すみれ子は考えています。
男役から女役に転向した生徒さんは
他の娘役さんにない独特の魅力を醸し出していることが多く、
それが芝居で重要な位置に立つ結果を生む可能性は否定できないです。
↓↓宙組・純矢ちとせさん
(出典:http://blog.goo.ne.jp)
2007年宙組『エリザベート』で皇后ゾフィーを演じる、純矢ちとせさん。
トップ娘役というポジションではありませんが、今や宙組では欠かせない存在感があり、
歌が歌え、芝居を支える重要な位置の娘役さんです。
今の純矢ちとせさんがあるのは、「男役から娘役への転向」の決断があったからこそ
なのですよね。
男役さんが女役を演じる作品もある?
男役さんがショーなどで女役を演じることは時々あります。
それは男役として培ってきたクールな魅力を発揮するシーンなどで
演出家の先生が意図的に起用するケースがほとんどです。
またお芝居でも昔から男役さんが演じることが通例になっている作品もあります。
その一つが『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ。
気の強いスカーレットという役が
男役のスタイルにはまるからなのでしょう。
1977年の初演はレッド・バドラーに榛名由梨(はるなゆり)さん、スカーレットは順みつき(じゅんみつき)さんでした。
それ以降もたくさんの男役さんがスカーレットを演じています。
今、バラエティー番組によく出演されている真琴つばさ(まことつばさ)さん、
最近では2016年9月に退団した龍真咲(りゅうまさき)さん、
現・宙組トップの朝夏まなと(あさかまなと)さんも
スカーレットに挑戦されてきました。
お化粧、衣装の着こなしに始まり、歩き方も当然違うので苦労も多いでしょう。
でも男まさりなスカーレットという役には、
男役さんの方がピタッとはまるように感じます。
↓↓宙組・朝夏まなとさんのスカーレット
(出典:http://blogs.yahoo.co.jp/)
まとめ
宝塚の「男役」「女役」がどうやって決まるのか、
おわかりいただけたでしょうか?
実際には身長が高くて男役になったけれど、
実はフリフリのドレスを着ることができる娘役さんに憧れている
・・・なんていう男役の生徒さんもいるようですよ。
逆に男役に憧れて、憧れて・・・
でも身長が伸びずに娘役をされている生徒さんも。
こればっかりは思うようにはいかないものですね。
でも日々懸命に夢を届けてくれるジェンヌさん達に
とっても憧れていても
もはやジェンヌさんになることなどありえない夢なので
羨ましい悩み!と思ってしまいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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