宝塚歌劇団に所属する出演者(生徒)は、宝塚ファンにはタカラジェンヌと呼ばれ、夢を見せるフェアリーと言われています。
ひと昔前ならば、本当に霞を食べて生きている?
そう思わせてくれる存在でした。
しかし・・・
タカラジェンヌといえども、舞台人という職業に就いている女性達です。
同年代の社会で働く女性達と同様に、その職業で収入を得て生活しているのが現実です。
この記事では少し現実的にタカラジェンヌの収入について綴っていきます。
宝塚歌劇団入団時の収入
宝塚歌劇団に入団するためには、東の東大、西の宝塚と言われる難関の宝塚音楽学校に入学して、2年間宝塚歌劇団の舞台に立つために必要な素養を身につけなければなりません。
この宝塚音楽学校は文字通り学校ですから、学費が必要です。
その他に入学金、制服、宝塚の正装である緑の袴に黒紋付を誂えたり、入学時には大学などに進学する程度のまとまった金額が必要です。
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そして2年間の音楽学校時代を経て、宝塚歌劇団に無事に入団した時から舞台人としての収入を得ることができます。
入団時(研1)から研5までは、宝塚歌劇団の親会社である阪急電鉄の正社員の扱いとなっています。
そして、研6からはタレント契約制となり年俸という形で、生徒さんと宝塚歌劇団の間でタレント契約を結ぶようなシステムです。
研1〜研5までの阪急電鉄正社員時代
宝塚歌劇団では、入団時をはじめそれ以降も劇団員の給与は明確にしていません。
一般的には就職する際には、必ず初任給や社会保険制度の導入が明示されて、入社する者はそれを参考に入社の意思を持つはずですが、その理由はやはり夢を売るという立場に立つためなのでしょうか。
宝塚にはすみれコードというものがありますから、あからさまに公開するのはよろしくない!
それが一番の理由なのでしょう。
それでもファンの間では、阪急電鉄の新入社員と同等とか、若いOLさんより少し少ないぐらいなどと言われています。
公演のためのお稽古や公演のハードスケジュールから考えると、決して高額収入とはいえませんね。
それどころか舞台に必要なメーク用品、かつらなどは自前で準備。
娘役さんなどはアクセサリー類も自分で準備されるそうですから、経済的に楽とはいえないでしょう。
今は自宅から通勤する生徒さんは非常に少ないそうですが、そういう生徒さんが入るすみれ寮はリーズナブルなようです。
但し、すみれ寮を利用できるのも入団時から研5までと、社員扱いの学年をすぎると退寮して自分でマンション住まいをしなくてはならないので、大変です。
またタカラジェンヌといえば、劇団に行くファッションもファンにチェックされています。
男役さんは男役にふさわしい、娘役さんは可愛らしいファッションもファンの憧れですから、つい真似をしてみたくなったり、チェックしてしまうのですよね。
いわゆる通勤着に当たるファッションに対する出費も、ある程度必要なので、これもまた大変なことですね。
↓↓愛希れいかさん、ファッショナブルですね
(出典:http://www.ticket.co.jp/)
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