大劇場サヨナラ公演千秋楽まであと1週間、専科からトップスターへの道を切り開いたエンターテイナー星組トップスター北翔海莉

星組 宝塚コラム

星組・トップスター北翔海莉(ほくしょうかいり)さんのサヨナラ公演『桜華に舞え』『ロマンス!!(Romance)』の千秋楽まであと1週間になりました。

もう化粧前も真っ白の退団使用(※)になっていると思うと切ないですね。20世紀入団の最後のトップスター! 宝塚の中でも時代は刻々と変わりつつあります。

明日の観劇に備えて、北翔さんの宝塚音楽学校時時代からの歴史とエピソードを振り返ってみます。TOP
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【メモリアルブック】

音楽学校から宝塚歌劇団入団

1996年、宝塚音楽学校入学。1998年、宝塚歌劇団に入団、84期生。宙組公演『シトラスの風』で初舞台。

中学校の担任教師に背が高いことから受験を薦められて受験。

準備のないまま社会見学のつもりでの受験であったのため、本人も合格できるとは予想せず、合格発表の日は併せて受験していた高校の入学式に出席していたというエピソードは有名です。

最下位での入学でしたが、音楽学校時代の2年間で人の三倍練習、入団時には39人中10番。

同期生には元・雪組トップスター音月 桂(おとづき けい)、元・雪組トップ娘役白羽 ゆり(しらは ねゆり)、元・星組トップ娘役遠野 あすか(とおの あすか)等がいる。

こうして書いてみると音月 桂さん(2010年トップ就任、2012年退団)が早くから注目を浴びたスターであったの比べても、非常に遅咲きのトップだったことがよくわかりますね。



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宝塚歌劇団入団〜月組時代

組み周りを経て1999年月組に配属。

  • 1999年『ノバ・ボサ・ノバ』では出世役と言われるドアボーイに抜擢。
  • 2003年4 – 8月、『シニョール ドン・ファン』*新人公演初主演
  • 2003年1 – 2月、バウ・ワークショップ『恋天狗』*バウ初主演
  • 2003年11月 – 2004年3月、『薔薇の封印』 *新人公演主演
  • 2004年6 – 10月、『飛鳥夕映え』*新人公演主演
  • 2005年7 – 8月、バウホールBourbonStreet Blues *バウ主演 

月組はトップスターが紫吹 淳(しぶき じゅん)さん、彩輝 直(あやき なお)さんの時代には新人公演では主役を演じるようになり、着々と路線男役として活躍し始めます。

2004年度の新人賞を受賞しています。

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