雪組トップスター・早霧 せいな(さぎりせいな)さんとトップ娘役・咲妃みゆ(さきひ みゆ)さんのサヨナラ公演となる『幕末太陽傳』。
先般、このポスター画像が発表されました。
(出典:https://twitter.com/)
この作品の原作となる映画の詳細から、作品を予想していきたいと思います。
映画『幕末太陽傳』とは?
ミュージカル化される『幕末太陽傳』は1957年に封切られた、日活映画です。
今から約60年前、昭和32年の映画ですが、この頃はTVも一般家庭へ普及しておらず、映画は庶民にとっての身近な娯楽でした。
それゆえか非常にたくさんの映画が製作され、佳作も多かったです。
「石原祐次郎」といえば、どの世代の方も「名前は知っている」俳優さんの一人でしょう。
ある程度の世代以上の方ならば、石原祐次郎の「太陽に吠えろ!」などを、お茶の間で楽しみにご覧になったことでしょう。
また、元東京都知事で作家でもある、石原慎太郎氏が執筆、芥川賞を受賞した小説を、映画化にあたって、弟の石原祐次郎が主演した、映画『太陽の季節』がヒットしたのが、1956年(昭和31年)。
『太陽の季節』は「太陽族※」という言葉を生みましたが、時を幕末に移して、幕末の太陽族を意識していると言われるのが『幕末太陽傳』です。
しかし・・・
今、なぜ宝塚で60年も前の映画『幕末太陽傳』をミュージカル化するのか?
脚本・演出の小柳 奈穂子先生は、なぜこの映画に目をとめたのか?
不思議に思う点は多々ありますが・・・
映画『幕末太陽傳』は
2012年に日活が100周年を迎えるにあたりデジタル修復が行われて、2011年には世界各国で公開された作品のひとつで、日本でも上映されています。
おそらくは・・・
この100周年のデジタル版が、小柳 奈穂子先生の目に止まった可能性は大きいと想像しています。
↓↓2012年日活100周年記念の『幕末太陽傳』
プレミアムエディション
幕末太陽傳 デジタル修復版 BD
※太陽族とは 既成の秩序を無視して、無軌道な行動をする若者達のことを小説『太陽の季節』からそう呼んでいました。 |
↓↓2. 映画『幕末太陽傳』の登場人物達
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