宝塚歌劇のスター100名が殿堂入りした宝塚の殿堂は102年の歴史を体験できるヅカファンの聖地的存在、その100名のスターとは?

OG

宝塚大劇場の一角にある「宝塚の殿堂」は宝塚歌劇の発展に大きな貢献をしたOGさん(卒業生)やスタッフさんの紹介として選ばれた方達の縁ゆかりの品々の展示をしているところです。歌劇団の誕生100周年を記念して作られました。

劇場と同じ建物の中にありますが、観劇する時以外でも入場できます。

当初100人の方が殿堂入りされましたが、2016年1月に宝塚歌劇団1期生の故・高峰妙子と剣 幸さん、劇団スタッフから任田 幾英さんと大橋 泰弘さんが殿堂入りされたので現在は104名です。

それを記念してのトークショーが1月12日に大劇場ロビーであったので、お話を聞きに行った時の写真です。

102年の歴史を刻んできた宝塚に生徒として、あるいはスタッフとして関わってこられた方は人数にすると数え切れないぐらいらっしゃるでしょう。剣 幸さんは殿堂入りに「私の人生の中で最大の贈り物は、宝塚歌劇団に入れていただけたこと。その中でもこういう形で、素晴らしい方々のお仲間に入れていただき、うれしく感じるとともに身が引き締まる思いです。宝塚出身者としてその名に恥じぬよう、これからも改めて精進してまいります」との仰っていました。

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左から芹香斗亜さん、大橋 泰弘さん、明日海りおさん、剣幸さん、任田 幾英さん、花乃まりあさん。

 

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まずは第一会場(2F)が殿堂ゾーン。

この歌劇の殿堂って面白いのですよ〜。

前述の殿堂入りされたOGの生徒さんやスタッフさんのお写真などの展示、そしてなんといっても忘れてならぬ方宝塚の創設者・小林一三翁と宝塚の歩みについての展示もあります。

えぇーーーーっ! これあの公演の時にトップスターさんが実際に付けられていたアクセサリー!!

という物もありました。春日野八千代さん、八千草薫さん、真帆しぶきさん、鳳蘭さん・・・など昭和に活躍されたスターさん達のゆかりのお品といえば、私なんぞスターさん=神様みたいな存在だったので当時のときめきモードにタイムスリップしてしまいました。

OGさんのみならず宝塚の座付き作家、作曲家さん達の直筆の原稿もあれば振付家の先生がダンスの位置決めをするために書かれたメモのような物もありました。

高木史朗先生、喜多先生、朱里先生・・・。

実際にOGのスターさんが使われた当時の台本には所々にメモが書かれていました。稽古中の注意点をメモされたのでしょうね。

 

第二会場企画ゾーン(3F)

ここは行っただけでキャーーーッと楽しめる展示が多数あります。期間毎に展示される物も変わるので何度足を運んでも飽きない演出をしてくれている点はさすがに宝塚なのです。

花、雪、月、星、宙の5組と専科轟さんの着用された衣装を着たマネキンがお出迎え。時によっては「組特集」的ん物もあり、現在は(2016年9月)は「雪組特集」開催中なので歴代の雪組トップスター着用の衣装が展示されています。

宝塚歌劇各組紹介パネルと組のスターの年表パネル
●雪組歴代スターの紹介パネル
●雪組歴代スターの衣装デザイン画と娘役スターとの2ショット写真(期間中に展示替えを予定しております)
●衣装展示[朝海ひかる、水夏希、音月桂、壮一帆、早霧せいな](期間中に展示替えを予定しております)
●手形展示[杜けあき、一路真輝、絵麻緒ゆう、朝海ひかる、水夏希、音月桂、壮一帆]
●シャンシャン(雪組公演で使用したシャンシャンを3回に分けて展示いたします。また、お手に取ってお写真を撮っていただけます)
●スタンプコーナー(毎週更新4点×13週)

(宝塚歌劇団公式サイトより)

↑これの中の「手形展示」、手形はサヨナラ公演の宝塚大劇場千秋楽に石膏でとられるだそうです。

第一会場も一度目はさっと回って内容を把握し、第二会場の期間限定の企画を見る。限定展示が変わった頃に二度目の殿堂訪問。

一度目気に入った第一会場の展示をポイントを絞ってじっくり見て、第二会場で新たな企画展を見る・・・など計画しておくことをお勧めします。

企画展では映像が流されていることもありますので、それを見る時間も考えると所用時間は1時間から1時間半ぐらいとって、ゆっくり102年の宝塚の歴史を堪能してください。

 

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忘れてはいけない宝塚の殿堂の体験スポット

大階段を大きな羽を背負って降りてくるトップスターさんとそれを舞台で迎える組子達、ミラーボールがキラキラしながら回って客席で夢見心地に陥る最高のひと時・・・

これを観る瞬間ってヅカファンの幸せな一瞬ですよね。

あぁ、いつかあんな羽を一度でいいから背負ってみたい、シャンシャンも持ってみたいと憧れますが、それを実現してくれるのも、この宝塚の殿堂なのです。

といっても23段も階段はありませんし、あんなに羽も大きくはないのですが(笑)。数段の階段とミニサイズの背負える羽が用意されていて写真撮影も勿論OKです。

ちょっと恥ずかしいのですが(^^;)、やってみる価値はあると思います。勿論無料。

 

殿堂入りスターと関係者一覧

◼︎宝塚歌劇殿堂入り一覧名簿 100名 2014年

雲井浪子(大2~8) 天津乙女(大7~昭55) 門田芦子(大8~昭13) 奈良美也子(大8~昭14)
雲野かよ子(大10~昭17) 小夜福子(大10~昭17) 初音麗子(大13~昭20) 草笛美子(大15~昭15)
佐保美代子(昭2~19) 葦原邦子(昭3~14) 春日野八千代(昭3~平24) 冨士野高嶺(昭3~47)
神代錦(昭4~平元) 久美京子(昭5~15) 打吹美砂(昭6~47) 轟夕起子(昭6~12)
美吉左久子(昭7~54) 天城月江(昭9~53) 沖ゆき子(昭10~56) 深緑夏代(昭10~30)
淡路通子(昭11~59) 大路三千緒(昭12~55) 乙羽信子(昭12~25) 越路吹雪(昭12~26)
月丘夢路(昭12~18) 淡島千景(昭16~25) 久慈あさみ(昭16~25) 南悠子(昭16~46)
故里明美(昭17~34) 宮城野由美子(昭18~26) 明石照子(昭20~37) 新珠三千代(昭20~30)
八千草薫(昭22~32) 淀かほる(昭22~41) 寿美花代(昭23~38) 有馬稲子(昭24~28)
鳳八千代(昭25~33) 星空ひかる(昭26~40) 朝丘雪路(昭27~30) 真帆志ぶき(昭27~50)
麻鳥千穂(昭28~45) 那智わたる(昭28~43) 浜木綿子(昭28~36) 藤里美保(昭28~39)
内重のぼる(昭29~42) 扇千景(昭29~32) 加茂さくら(昭30~46) 葉山三千子(昭32~平8)
松本悠里(昭32~) 上月晃(昭35~45) 甲にしき(昭35~49) 古城都(昭35~48)
初風諄(昭36~51) 榛名由梨(昭38~63) 鳳蘭(昭39~54) 汀夏子(昭39~55)
安奈淳(昭40~53) 瀬戸内美八(昭41~58) 松あきら(昭41~57) 麻実れい(昭45~60)
峰さを理(昭47~62) 大地真央(昭48~60) 大浦みずき(昭49~平3) 遥くらら(昭49~59)
小林一三(創設者) 小林米三(理事長) 小林公平(理事長) 吉岡重三郎(理事長)
引田一郎(理事長) 白井鐵造(理事長・演出) 植田紳爾(理事長・演出) 久松一聲(理事・演出)
岸田辰彌(理事・演出) 水田茂(理事・演出・振付) 高木史朗(理事・演出) 内海重典(理事・演出)
渡辺武雄(理事・演出・振付) 横澤英雄(理事・演出) 鴨川清作(理事・演出) 小原弘稔(理事・演出)
柴田侑宏(理事・演出) 酒井澄夫(理事・演出) 岡田敬二(理事・演出) 草野旦(理事・演出)
三木章雄(理事・演出) 楳茂都陸平(演出・振付) 坪内士行(演出) 河崎一朗(理事・作曲)
高橋廉(理事・作曲) 入江薫(理事・作曲) 中元清純(理事・作曲) 寺田瀧雄(理事・作曲)
吉崎憲治(理事・作曲) 喜多弘(振付) 羽山紀代美(理事・振付) アキコ・カンダ(振付)
石濱日出雄(装置) 渡辺正男(装置) 小西松茂(衣装) 静間潮太郎(衣装)

※左から名前・在籍。年敬称略、在籍年の大は大正、昭は昭和、平は平成

◼︎2016年殿堂入りされた方々

高峰妙子 剣幸 任田 幾英 任田 幾英

 

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 宝塚の殿堂の営業時間と入館料

◼︎営業時間
・1回公演時10:00~17:00
・2回公演時9:30~17:00

◼︎入館料
一般      500円(税込、小学生から有料)
宝塚友の会会員 250円  ※1会員様につき2名様まで
※入館チケットの販売は閉館の15分前までとさせていただきます。
休館日 宝塚大劇場休演日
お問い合わせ 宝塚歌劇インフォメーションセンター
TEL:0570-00-5100(10:00~17:00/水曜定休)

友の会の会員で良かった・・・とこう言う時にも思います。他にも劇場付近の飲食店を始め宝塚ホテルなど阪急系列の施設でも割引があるので。私はweb会員だから年会費1,500円。宝塚の殿堂でも割引してもらったし、なんだかんだと一年間で会費分ぐらいははるかにお得になっている・・・と改めて思いました。

 

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