黒い瞳/VIVA!FESTA!博多座初日・速報レポ

2019年1月

 

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2019年1月のまとめ

 

2月2日、博多座で宙組が『黒い瞳/VIVA!FESTA!』の初日を迎えました。

こちらは、宙組のトップスターが真風涼帆(まかぜすずほ)さんになって初めての博多座公演となります。

宝塚歌劇において博多座公演は1年に一度の公演。

つまり5組の中で1年に1組だけが博多へ行きますので、トップ在任期間中に博多座公演に当たらないまま退団を迎えるトップさんもいらっしゃいます。

そんな中、真風涼帆さんは熊本のご出身ですので、地元が近い博多座公演に行かれることはきっと感慨深いものがあるでしょうね。

 

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公演作品も今の宙組では初挑戦となる『黒い瞳』。

そして本公演で大人気だった『VIVA!FESTA!』の再演ということで注目度の高い公演です。

それではさっそく、初日の様子をお伝えしていきたいと思います!

 

 

『黒い瞳/VIVA!FESTA!』初日見どころ

まずは、今回の博多座公演『黒い瞳/VIVA!FESTA!』のチェックすべき見どころを挙げてみたいと思います。

まずは、この公演で宙組生としての活動は最後となる愛月ひかる(あいづきひかる)さん。

もちろん退団するわけではないので今後も大活躍が期待されますが、組配属されて以来、宙組一筋で頑張ってきた愛月ひかるさんの異動は大きな衝撃を呼びました。

「愛月ひかる=宙組」というイメージが非常に強かったため、いまだに専科生の愛月ひかるさんが想像できないファンばかりだと思います。

 

もちろん、元いた組に再び戻ることもなきにしもあらず。

見事トップスターとなって凱旋帰国することもあります。

しかし、『黒い瞳/VIVA!FESTA!』で一旦「宙組の愛月ひかる」は卒業。

専科での活躍を楽しみにしていますが、やはり寂しくなりますね。

 

ご本人もこの『黒い瞳/VIVA!FESTA!』で宙組愛を叫びたい!と意気込みを見せているようなので、宙組愛を叫んでいる姿を目に焼き付けたいです。

 

『黒い瞳/VIVA!FESTA!』初日・黒い瞳の見どころ

『黒い瞳』は宝塚で公演するのは今回が3回目になります。

初演は1998年月組、再演は2011年雪組の全国ツアー、そして博多座で3度目。

物語の見どころとしては、貴族であるニコライ(真風涼帆さん)が、革命派のリーダーであるプガチョフ(愛月ひかるさん)と敵対する立場ながら男の友情を育んでいくところでしょうか。

その2人の男役の相性が重要となります。

 

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脚本はドラマチックなストーリー展開が特徴の柴田侑宏(しばたゆきひろ)先生。

演出と振付は斬新な手腕が特徴の謝珠栄(しゃ たまえ)先生です。

2018年に再演されて話題となった『凱旋門』や、カルメンとホセの物語を宝塚風に脚色した『激情』などが有名なコンビですねね。

『激情』も何度も再演されている人気作です。

つまり、柴田先生と謝先生は非常に人気のタッグということ。

 

ヒロインであるマーシャが、初演が風花 舞(かざはなまい)さんと再演が舞羽美海(まいはねみみ)さんであることを考えると、ダンサーと呼ばれる娘役さんということになりますね。

確かに、なかなか難易度の高いダンス場面が!

 

 

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今回、ヒロインのマーシャを演じるのは星風まどか(ほしかぜまどか)さん。

歌も演技もダンスもなんでもマルチにこなす生徒さんだと思いますが、風花さんや舞羽さんのような、「スーパーダンサー」という位置づけではないような。

風花さん用に難しく作られたこの振り付けを、どのように踊りこなしてくれるのか注目したいところです。

 

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『黒い瞳/VIVA!FESTA!』初日・VIVA!FESTA!の見どころ

『VIVA!FESTA!』は、朝夏まなと(あさかまなと)さんのトップ時代に公演した人気のショー。

FESTA!という通り、世界のお祭りを集めた華やかなショー作品です。

その中でも特に盛り上がるのは、中詰めの「ソーラン節」。

 

↓盛り上がらないわけがない!生徒さんたちも客席を煽る煽る!

 

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あの和太鼓のリズムや笛の音、やっぱり日本人としての血が騒ぐ!という感じです(*^▽^*)

男役さんたちは勇ましく雄々しく、大迫力で踊ります。

娘役さんたちは妖艶にしなやかに、しかし男役さんたちに負けない迫力で舞います。

客席に生徒さんたちがドーっと降りてきての「ソーラン!ソーラン!」の煽りはもう大興奮間違いなしです。

 

前回の公演では朝夏さんがメインで、真風さんはその隣。

この博多座公演では真風さんがメインになりますので、また違った雰囲気の宙組ソーランになるでしょう。

その違いを楽しむのもまた醍醐味なんですよね。

この博多座公演のために新しく発売されたスチール写真でもソーラン節の衣装を採用していますので、やっぱり見どころナンバーワンなのでしょうね。

 

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↓博多座公演のスチール写真。すでにめちゃめちゃかっこいい…

 

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他にも、前回の公演との変更点やバージョンアップしている場面がたくさんあるようですよ。

 

『黒い瞳/VIVA!FESTA!』初日を観た人の感想まとめ

『黒い瞳』初日感想

では、ここからは初日をご覧になった皆さんの感想を見ていきましょう。

まずは『黒い瞳』の全体的な感想から。

 

 

現在の宙組の主力スターを多く博多座に集めた今回の公演。

その底力の強さと、作品力の高さとでかなり高評価のようですね。

 

しかも、博多座ならではの特色も作品の世界観を大いに盛り上げてくれたようです。

 

 

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盆というのは、舞台の真ん中部分が360度回転する機構のこと。

たかが回るだけの舞台機構と思えますが、これがあるとないじゃ大違いです。

盆の上で踊ればまるでオルゴールのように美しく見えますし、特に博多座は3階席までありますので、上から見た時に非常に綺麗だと思います。

 

セットチェンジの時間を設けなくてもいいので、観客の集中力も途切れさせることがない。

演出側としても盆のある劇場はかなり有難いのではと思います。

 

物語の中で特筆すべきは、やはりニコライとプガチョフの男の友情が非常に素敵に見えたようです。

 

 

 

それぞれ生まれ落ちた立場は逆であるものの、お互いのなすべきことを理解し合った男同士の絆はいいものです。

一方、ヒロインのマーシャを演じている星風さんの役作りはまだ発展途上のようですね。

星風さんは台詞を言う際の声が高くなり過ぎて超音波のようなキンキン声になってしまう癖があります。若い娘役さんにはよく見られることなんですが…

加えて、滑舌があまり良くないタイプなので、若いお嬢さんの役とはいえもう少し落ち着いた台詞回しを期待したいですね。

 

とはいえ全体的には称賛の声が多く、特に愛月さんのプガチョフには絶賛の声が多く届いていますよ。

 

 

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愛月さんはこれまでに宙組で非常に難しい役ばかりを演じこなしてきました。

3番手スターがするような役…?と思うような汚れ役や、ヅラであることを隠している関西人、ぶっ飛んだホテル客…。

それらの体当たりの経験で着実に力をつけ、今回のプガチョフという魅力的な役がぴったりハマったようです。

今回の『黒い瞳』でのMVPは愛月さんでしょうか。

 

『VIVA!FESTA!』初日感想

ショー『VIVA!FESTA!』のほうの感想は、やっぱりソーラン節での盛り上がりが印象的だったようです。

 

 

 

全体的には前回の公演時とあまり変更点はないようです。

真風さん、前回も誰よりもハッピがお似合いでしたので(#^^#)今回も間違いなく女子たちの目をハートにするでしょう。

 

カーテンコールでは、初日からいきなり嬉しい反応があったようです。

 

 

千秋楽でスタンディングオベーションということは割とありますが、初日からというのは珍しい!

おとなしく観劇するファンが多い宝塚では珍しく「ピューピューー!」という指笛まで(笑)

よほどショーが盛り上がったのでしょう。

そしてそれに驚く生徒さんたちの様子も可愛らしいですね。

こういう時に、舞台人としてのやりがいを強く感じられるのだと思います。

 

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また、初日ならではのハプニングも。

 

 

片手で衣装を押さえながらもロケットでバランスを崩さずに足上げができるのは、初舞台で足上げを叩き込まれているタカラジェンヌさんならでは。

さすがです!

でも女の子の衣装がはずれてしまうのはやっぱりいけませんので、明日からは何ごともないことを祈ります。

 

最後に、愛月ファンにはとっても嬉しい演出が。

愛月さんは宙組では「3番手相当」ではあったものの、正式な3番手ではありませんでした。

どこで正式かそうじゃないかを判断するかといえば、羽根を背負えるかどうかなんです。

残念ながらこれまでに愛月さんが3番手用羽根を背負うことはなかったのですが、宙組生として最後の今公演では、ついに背負い羽根が!!

 

 

 

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今回の博多座公演『黒い瞳/VIVA!FESTA!』では、真風さんがトップの大羽根、星風さんがひとまわり小さいトップ娘役の羽根を背負っています。

本公演ならばここで2番手スターが2番手用羽根を背負うのですが、この公演には宙組の2番手である芹香斗亜(せりかとあ)さんが不在ですので、愛月さんが2番手役を。

前回の『VIVA!FESTA!』では2番手だった真風さんが着ていたお衣装をそのまま愛月さんが着ているようなので、宙組生として最後の公演にまるで2番手のような姿で階段を降りてきた愛月さんにファンは涙。。

 

この公演のあと専科に行っても、トップへの道が絶たれたわけではありません。

専科でもっともっと実力をつけてさらに魅力を増していってくれるといいですね。

博多座公演は2月25日まで。

きっと日を増すごとに役作りが深くなり、宙組ソーランは熱く熱く盛り上がるでしょう!

千秋楽の盛り上がりが今から楽しみです。

 


 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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