花組次期トップスターに柚香光(ゆずかれい)さんが決定して、プレお披露目は『DANCE OLYMPIA』と発表されて、ダンサー・柚香光さんにぴったりの作品だと思っていました。
今度は本拠地・宝塚大劇場、東京宝塚劇場お披露目作品も発表になりましたね。
なんと・・・!!『はいからさんが通る』の再演!!
この作品は宝塚ファンならばご存知かもしれませんが、宝塚での初演は2017年の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、日本青年館公演。
そして主演の伊集院忍(いじゅういんしのぶ)、ヒロイン花村紅緒(はなむらべにお)を演じたのは、花組次期トップコンビの柚香光さん、華優希(はなゆうき)さんでしたね。
この記事では宝塚と『はいからさんが通る』についての情報をお届けします。
『はいからさんが通る』の宝塚での舞台化
『はいからさんが通る』と宝塚
『はいからさんが通る』は『週刊少女フレンド』(講談社)に1975年から1977年まで連載されていた少女コミック。
連作終了からすでに40年以上が経過していますが、それでも2017年に柚香光さん主演で宝塚で舞台化された時には「伊集院忍そのものみたい・・・」と舞台で立体化された「はいからさんが通る」の世界が高く評価されていました。
またヒロイン・花村紅緒役で当時大抜擢だった華優希さんも、活発でかれん、また健気な役どころを演じ、印象深く残りました。
原作となるコミック『はいからさんが通る』からは、これまでにTVアニメ、実写版ドラマ、劇場版アニメなどが誕生しています。
そして実は宝塚でも、過去に「宝塚テレビロマン」(1979年〜1980年)という番組の中で、TV映像化されたことがあります。
脚本・演出 | 植田紳爾 |
花村紅緒 | 花鳥いつき |
伊集院忍 | 平みち |
冬星 | 剣幸 |
環 | 美雪花代 |
鬼島軍曹 | 日向薫 |
藤枝蘭丸 | 瀬川佳英 |
ラリサ | 遥くらら |
このメンバーのすごいこと!
後のトップスター、トップ娘役の名前がズラリ・・・です。
この番組放映当時から宝塚歌劇団は『はいからさんが通る』に注目していたのでしょう。
まさに宝塚の世界観にぴったりの作品が、考えてみればつい最近まで舞台化されなかったことのほうが不思議です。
なにはともあれ、昨今の容姿端麗ビジュアル抜群のタカラジェンヌの中でも最高にかっこいい柚香光さん。
まさにコミックから抜け出たような伊集院忍が、トップお披露目公演という喜ばしい舞台に再びお目見えするのですから、宝塚ファンとしては心浮き立つものがあります。
『はいからさんは通る』大劇場、東京宝塚劇場版はどうなるのか?
外箱で初演された作品が好評で、宝塚大劇場、東京宝塚劇場の作品として再演されたケースといえば、管理人・すみれ子の頭に浮かんだのは『ロミオとジュリエット』です。
『ロミオとジュリエット』をシアター・ドラマシティで観劇した日をしっかりと覚えていますが、その時「こんな良い作品を大劇場で上演しないの?もったいない・・・」と思っていたところへ雪組での上演決定のニュースが飛び込んできました。
外箱公演は時間が若干短いです。
大劇場、東京宝塚劇場よりも出演者が少ない。
だから『ロミジュリ』も基本的な流れはほぼそのままに、改定が加えられていました。
まぁ、大劇場、東京宝塚劇場公演ではフィナーレナンバーがあるのが一番大きな違いでした。
そんな訳で花組公演『はいからさんが通る』も劇場の大きさ、出演者の人数に応じて演出が変わっくるはずですが、期待したいのはフィナーレナンバーですね。
『はいからさんが通る』配役はどうなるか
トップお披露目公演『はいからさんが通る』でもうひとつ気になること。
それは初演時に花組にいたジェンヌさんが、退団や組替えによっていらっしゃらないことですね。
思いついただけでも・・・
- 伊集院伯爵夫人:芽吹幸奈
- 牛五郎:天真みちる
- 青江冬星:鳳月杏
- 吉次:桜咲彩花
- ばあや:新菜かほ
- 図師:桜舞しおん
- 印念中佐:矢吹世奈
- 環:城妃美伶
- 高屋敷:亜蓮冬馬
上述の生徒さんがいらっしゃいませんね(涙)。
逆に初演『はいからさんが通る』上演時には、『ハンナのお花屋さん —Hanna’s Florist—』に出演されていたメンバーさんが加わることになります。
- 瀬戸 かずや
- 羽立 光来
- 優波 慧
- 飛龍 つかさ
- 帆純 まひろ
少し気になるメンバーさんをピックアップしてみました。
(うーん、そういえばシアター・ドラマシティ、日本青年館公演『マスカレード・ホテ』主演が発表された瀬戸かずやさん。気になりますね ^^;)
『はいからさんは通る』配役も演出もきになるけれど
『はいからさんが通る』再演は配役も演出も気になることはたくさんです。
ただ一つ、管理人・すみれ子が思うのは、初演から脚本・演出を手掛けている小柳 奈穂子先生のコミックへの造詣の深さに安心して期待できること。
作家デビュー以来、
- 『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』(2015年、雪組)
- 『幕末太陽傳』(2017年、雪組)
- 『天は赤い河のほとり』
をはじめ、手掛けてきた作品を振り返るとどれも楽しめる作品ばかりでした。
もちろん初演の『はいからさんが通る』もね。
だから再演でも伊集院忍と花村紅緒との物語を宝塚的に麗しく展開してくれるに間違いないと期待が大きいです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
お久しぶりです。
明日海さん退団でパワーダウンする分を人気漫画で誤魔化した感もあります。
そして、実力の方も……。早霧せいなさんを思い出します。
牛五郎は羽立光希さんと予想。
テレビの『はいから〜』は札幌でも放送してましたよ。花鳥さん、平さん、瀬川さん、牛五郎は専科の美吉野一也さんで人力車を引いてるので心配しました。『おとめ』でしか知らない瀬川さんの演技が上手くて驚きました。主題歌は汀夏子さんでした。
懐かし〜♪
ちはるCLUBさん
コメントをありがとうございます。
ちはるCLUBさんとはむかしのお話が共通するのが嬉しいです。
そうですよね、瀬川かえさん(漢字がわからない・・・)が活躍されていたののを思い出しました。
あの「はいからさん」を知る人はもう少ないんでしょうね。
そういえば・・・宙組公演だったかな?
懐かしい汀夏子さんをロビーでおみかけしましたが、昔の面影そのままの汀夏子さんでした。
いろんなトップさんがいるから宝塚は面白い!と思っているので、歌は雪組にまかせて、イケメンビジュアルは花担当?