エリザベート20周年スペシャルガラコンサート2016初日感想初演OGは凄い!

OG

初演20周年の『エリザベート』スペシャル・ガラコンサート2016がいよいよはじまりましたね。

やっぱり!なチケット難のコンサートになりましたが、これこそ『エリザベート』がファンに愛されてきた作品である証拠。

宝塚といえば『ベルばら』というぐらい『ベルサイユのばら』は宝塚の歴史の中で超ヒット作の人気作品ですが、『エリザベート』もまた宝塚の名ヒット作!ですね。

今回のガラコンサートはバージョンが

  • モニュメントバージョン
  • フルコスチュームバージョン
  • アニヴァーサリーバージョン

と三種類用意されたうえ

出演者も日々ことなるので、どのバージョンで、どの日のキャストで観ようか? と悩み、しかもチケット確保に奔走することになりました。

結果、初日のモニュメントバージョンを観劇してきました。

 




 

【追記】2016/12/16 コスチュームバージョン観劇しました。
龍真咲のエリザベート女優デビュー・エリザベート20周年スペシャルガラコンサート2016

 


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エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート(DVD)

 

エリザベートガラコンサート・初日 / モニュメントバージョン

9日(金)の初日はモニュメントバージョンは

トート 一路真輝
エリザベート 花總まり
フランツ・ヨーゼフ 高嶺ふぶき
ルキーニ 轟悠(ビデオ)
ルドルフ 香寿たつき
ゾフィー 朱未知留
マックス 古代みず希
少年ルドルフ 安蘭けい
グリュンネ 飛鳥裕
ルドヴィカ 京三紗

 

エリザベート』は1992年、ウィーンで初演。

雪組トップスターだった一路 真輝(いちろ まき)さんの退団公演をこの作品で・・・

と考えたのは、雪組プロデューサーだった古沢真氏(現宝塚クリエイティブアーツ社長)だったそうです。

その頃、管理人・すみれ子は宝塚ファンを離れていたので、知り合いや雑誌などからの情報で「こんな暗くて難解なミュージカルが宝塚でヒットする?」と思ったものでした。

でも・・・

さすが選びぬかれた作品であり、『ベルばら』がヒットした時代から世の中の空気が少しずつ変わりつつあるのをキャッチしていたからこそ、そこから20年にわたってファンから指示される作品であり続けたのでしょう。

また、代々演じてこられた生徒さん達が、宝塚としての『エリザベート』の魅力を受け継ぎながらも、時代のニーズにあった作品を作りへの使命感を常に持ち続けていたからこそ、今に至り、上演後とのチケット難、そして1.000回上演をなしとげることができたのだろう・・・などと思っています。

 




 

初日・モニュメントバージョン 一部

初日は・・・

開演アナウンス → 指揮者のあいさつ → 轟 悠(とどろき ゆう)さん扮するルキーニが登場する初演のプロローグの映像(轟悠さんはKAAT神奈川芸術劇場・宙組公演『双頭の鷲』に出演中)。

 

そしてルドヴィカ役の京 三紗(きょう みさ)さん、グリュンネ役の飛鳥 裕(あすか ゆう)さん、黒天使役の五峰 亜季(いつみね あき)さん、マダム・ヴォルフ役の美穂 圭子(みほ けいこ)さん。

上記4人の現役宝塚歌劇団専科生の生徒さん達。

なんとこの人と轟悠さんは、1996年の初演『エリザベート』にも出演されていたのですね。その時の役でガラコンサートに出演されるって感慨深い出来事だったでしょう。

専科生4人に続いて・・・

マックス役の古代 みず希(こだい みずき)さんとゾフィー役の朱 未知留(しゅ みちる)のさん、司会の久路 あかり(くじ あかり)さんが登場。

その後、少年時代のルドルフの安蘭けい(あらんけい)さん。

当時の安蘭けいさんの少年っぽい魅力なら、ルドルフ少年時代にぴったりだったかなぁ・・・と思うと同時に、歌の上手い瞳子さん(安蘭)が20年前に新人公演で演じたというトートも観たかったものだと思います。

次いで、ルドルフ役の香寿 たつき(こうじゅ たつき)さん。

 




 

そしてビデオ出演のルキーニ・轟 悠(とどろきゆう)さん、フランツ役の高嶺 ふぶき(たかね ふぶき)さん。

先般の東宝版でもタイトルロールを演じ、今もなお遜色ないことを示した、エリザベートの花總 まり(はなふさ まり)さん。

最後にトートの一路 真輝(いちろ まき)さん登場!

初演をリアルに観劇していなくとも、この出演メンバーの豪華さには、ただただ圧巻でした。

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(出典:薮下哲司の宝塚歌劇支局プラス

スクリーンに映し出された、当時の稽古場の写真を見ながらの思い出話の中には、今だから懐かしい思い出として語れる裏話もたくさんあり。

 




 

初演は台本がなくて、譜面のみ手渡されたとか。びっくりです。

そこから音をとって、歌稽古から作り上げていくまで大変だったそうです。

先般2016年に、初演から20周年記念公演をされた宙組の生徒さん達も、「なんとなく知っている歌」をまず「譜面に忠実に歌う」ところから始めるのが大変だったと語っていらっしゃいましたが、膨大な曲数のある『エリザベート』は初演メンバーの方達にとっても、ご苦労があったようです。

今になってはその苦労も楽しい思い出なのだとか・・・。

一路真輝さんの裏話。

トート閣下がオケピットから銀橋へ登場する場面で、オケの方と雑談をしていたら、出遅れて歌詞を間違えた?

それをコーラスのメンバーさんもちゃんとわかってフォローした?

冷や汗ものの裏話は今だから苦笑いですが、チームワークで一路さんを盛り立てていたのでしょう。

とてもおかしかったのは、先般の宙組公演を見に行った一路真輝は「3列目で観せてもらったけど、今のトートは銀橋から登場するんだ」と思われたそうで、速攻に「いえいえ、あなたも銀橋から出てました」と周囲からつっこまれてました。

今はオケピットから出る時には、ちゃんと専用のステップがついているらしいのですが、一路さんの時はそれがなくて、椅子が置いてあったのだそうです。

お稽古が大変で小池修一郎先生にわからないように、稽古場の時計を1時間早くしておいた・・・
なんてこともやったそうです。

でも・・・

やっぱりなぁ・・・と思ったのが、このメンバーでは最下級生にもかかわらずトークを盛り立てる瞳子さん(安蘭)。
(久々に瞳子さんトークが楽しめました)

皆さんのキャラも面白い!(実はほとんど現役時代を知らない方ばかりでしたが)盛り上がる1時間の1部でした。

 

↓↓2.エリザベートガラコンサート二部 

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