ファントム新人公演、速報レポ!綾 凰華&野々花ひまりの完成度は?!

2018年11月

 

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2018年10月のまとめ
2018年11月のまとめ

 

11月27日、宝塚大劇場にて雪組公演『ファントム』新人公演が行われました。

宝塚大劇場での上演を連日完売。

当日券も毎朝始発から大勢のファンが並んでいます。

そんな大人気公演の新人公演は、新人公演メンバーにも結構なプレッシャーがかかってくるはず。

 

主演を務めるのは、綾 凰華(あやおうか)さん。

ヒロインは野々花ひまり(ののかひまり)さんです。

どちらも初めての主演、ヒロインではありませんが、逆に真ん中に立つ怖さも知っているかもしれませんね。

「初主演、初ヒロインの時より成長した演技をしたい!」という気負いも生まれることでしょう。

 

大人気作『ファントム』で再び主演&ヒロインに挑戦した主演コンビの様子を中心に、ファンの感想などをご紹介していきたいと思います。

 

 

『ファントム』新人公演 見どころ

 

今回の『ファントム』は望海風斗(のぞみふうと)さん&真彩希帆(まあやきほ)さんトップコンビが以前より「演じてみたい作品」と熱望、ファンもこのトップコンビでの上演を望んでいました。

全員が鼻息荒く迎えた初日。

予想通り、いや、それ以上の素晴らしい完成度に各方面から大絶賛の声が聞こえてきています。

特に、現在の宝塚でナンバーワンと言ってもいい望海さんと真彩さんの歌唱力と表現力。

このお2人から学んだ表現力を新公主演コンビがどこまで発揮してくれるのでしょうか。

 

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その他の注目キャストは…

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  • ベラドーヴァ役の有栖妃華(ありすひめか)さん(102期)

 

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あたりでしょうか。

なんと、主演コンビ以外は全員100期以下です!

新人公演最後のチャンスが近くなっている98期生、99期生をもっと見てみたい気もするんですが…近年の劇団の考え方が表れていますね。

 

若い下級生たちが主要キャストを務めるという挑戦の意味合いが強い『ファントム』、一体どうなるのでしょうか!

 

『ファントム』新人公演を観た人の感想まとめ

まずは、メディアからの画像付き報告はこちら。

 

 

取材でも少し寂しげな表情で写っていらっしゃる綾凰華さん。

本番を終えてすぐのため、まだ役から抜けきっていないのでしょうか。

 

それでは、ここからは新人公演を観劇された皆さんの感想をご紹介していきたいと思います。

『ファントム』は一本モノなので、通常の新人公演1時間半公演よりも約30分も長く、しかも幕間休憩なし!

出る側も観る側も集中力が必要ですね(;^ω^)

 

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『ファントム』新人公演/全体評

『ファントム』は一本立ての海外ミュージカル。

本役さんが望海風斗さん、真彩希帆さんという、現在の宝塚きっての歌唱力を誇るコンビと言われています。

『ファントム』はいわゆる老け役的な設定にあたる役どころも多い。

とにかく歌の難易度が高いのは、ご承知の通りかと思いますが、新人公演をご覧になった皆さんの感想としてはおおむね好評であり、新人公演メンバーの健闘をたたえる声が多いです。

少しご紹介すると・・・

 

 

 

本公演の完成度があまりに高いために、最初は新人公演っぽさの出たレベルという声もありますが、後半に入っていくにつれ本領が発揮できたようです。

また、たった1回だけの新人公演ならではのハプニングもあったみたいで…

 

 

なんと、エリックの仮面が取れてしまったそうです…!

しかし慌てることなく冷静に対処していたそうなので、さすが下級生でも舞台のプロですね。

仮面というのは私たちの想像以上に視野が狭くなるそうで、足元など全然見えないのだとか。

できれば傷の厚みを薄くして顔から浮かずに仮面をくっつけたいところでしょうが、そうすると粘着力が弱くなるのでしょうね~

仮面の調整は東京への課題ですね。

 

以下、新人公演で使われる衣装や小物のことを少し・・・

通常、新人公演では本役さんの衣装などをそのまま借りるそうです。

サイズがあわない場合は衣装部さんで新人公演前後にサイズのお直し、本役さんと極端にサイズ差がある場合は似た衣装でフィットサイズを在庫衣装から探すとか。

この仮面も本公演主演の望海風斗さんにあわせて作られた仮面をお借りしたのかもしれませんね。

それならばフィットしづらかった事故の可能性も?

 

↓↓【関連記事】新人公演の衣装のお話もしています。

https://takaradukas.net/column-8-2532/3

 

 

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『ファントム』新人公演/綾凰華さんの評価

この公演では長の学年であり、座長でもある綾凰華さん。

どちらかといえばダンサー寄りのスターさんですので、難易度の高い歌唱が多いエリック役はかなりの挑戦だったはずです。

そのせいか、新人公演での基本「本役さんを真似る」というアプローチの仕方をしていたようです。

新人公演で演じる生徒さんがどう役作りするかは、生徒さんによっても違いますが、「本役さんを真似る」は一つのアプローチの仕方なので、それはそれで良しです。

以下の感想ように「本役さんにみえる」「似ている」という結果になることもあるようですね。

 

 

 

上級生であったり、主演経験が複数回であれば自分なりの役作りやアプローチができるようになっている生徒さんもたくさんいらっしゃいます。

しかし、今回の綾凰華さんは望海さんからあらゆるものを学んだのでしょう。

 

望海さんより若いエリックということで、大人になれていない幼児性の強い面が押し出されて、その点は大変好評でした。

お歌のほうも立派にこなされていたようですよ。

 

『ファントム』新人公演/野々花ひまりさんの評価

二度目のヒロインとなる野々花ひまりさん。

綾凰華さんと同じように、歌の生徒さんではなかったのでかなり課題も多かったことでしょうし、最初はやはり不安を感じさせる部分があったようです。

幕が開いてしばらくは、緊張でまだまだ役に入り込めていなかったのかもしれません。

 

 

 

 

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集中度が高まって役に入り込んでいくと・・・

最終的には素晴らしい歌声になっていたようです!

 

クリスティーヌは、「天使の歌声」の持ち主であると同時に、エリックが亡き母を感じるほどの母性を表現しなくてはならない役。

技術を駆使して上手に歌うだけではなく、歌で役柄を表現するという大きな学びがあったように思います。

 

東京では、真彩さんのようにまだ素人の拙い歌い方ながらも原石を感じさせる歌声と、エリックから指導を受けてからの上達ぶりを演じ分けられるといいですね。

 

『ファントム』新人公演/縣 千さんの評価

主演2人と同じくらい、いやむしろそれ以上に難役と言ってもいい役、キャリエール。

息子を見捨てた後悔と懺悔、大きな父性愛を若い学年ながら表現しなければなりません。

銀橋での見せ場もありますし、本当に難しい挑戦だったと思いますが、縣さんの匠な表現力の高さに客席は息をのんだようです。

 

 

 

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研3で父親役が演じこなせるって何なんでしょう…!

縣さんはダンサーとしても目を引くものがありますし、研3ながらすでに前作『凱旋門』の新人公演で主演に抜擢されています。

若い学年でありながら大人の役に抜擢されているには、やはりそれなりの実力があるということですね。

前回の『凱旋門』に引き続き大人の役となった今回のキャリエールも、見事な演技力だったようです。

台詞のひとつひとつにその役の人間性や想いがきちんと表現できる縣さん。

今後の新人公演でも間違いなく大活躍していくでしょう。

 

『ファントム』新人公演/彩海せらさんの評価

『ファントム』本公演では幼いエリックを演じている実力派の彩海せらさん。

新人公演では王子様のように爽やかで真っ白な役、フィリップを。

 

 

エリック、クリスティーヌ、キャリエールらのように苦悩する役ではなく、好きになったクリスティーヌのために奔走するストレートな性格のキャラクターです。

彩海さんはお歌も非常に上手なので、本役さんと肩を並べるほどの完成度だったようですね。

本公演の可愛らしい子役から急に変わって素敵な王子様に変身したので、そのギャップに心奪われた人も多かったようです。

 

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『ファントム』新人公演/羽織夕夏さんの評価

今回の『ファントム』新人公演である意味いちばん注目が集まったと言ってもいい、カルロッタ役。

若い学年が演じるには相当振り切った演技力が必要ですし、ただ闇雲に演じてもキンキンキャンキャンわめくだけになってしまう、とても難しい役どころです。

これまでに全国ツアーでエトワール経験もありますし、ダンスの実力も目を引くものがあった羽織夕夏さん。

今回の『ファントム』新人公演では演技力が試されたことになりますが…

 

 

 

 

素晴らしい高評価を得ています!

本公演でも通用するレベルだなんて、最高の誉め言葉ではないでしょうか。

普段はとっても可愛らしい娘役さんなんですが、演技になるとあの意地悪で傲慢なカルロッタに入り込めるのは本当にすごい。

これで歌・ダンス・演技と3拍子揃いましたね。

100期生なので娘役としては少しスロースターター。

しかし、これだけの実力があれば今後の本公演でも重要な役を任される可能性は充分にあります。

東京でさらに炸裂したカルロッタが見られるのが非常に楽しみです。

 

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『ファントム』新人公演/その他キャストへの評価

『ファントム』新人公演でかなり高い評価を得ていたのが、ベラドーヴァ役の有栖妃華(ありすひめか)さんと、その息子役の聖海由侑(せいみゆう)さん。

ベラドーヴァは稀代の歌姫という役なので歌唱力の高さはもちろん、マリア様になぞらえるほどの強い母性も必要となります。

そして幼いエリックには高い演技力が求められますが、お2人は見事な親子として重要な場面を演じこなしたようです。

 

 

 

 

有栖妃華さんは102期生、聖海由侑は103期生という下級生コンビ。

舞台に立ち始めてまだ1~2年という経験値ながら重要な一場面を立派にこなしました。

今回のMVPに有栖さんの名前を挙げている人も多く見受けられましたね。

特に娘役さんは活躍が早いですから、次回公演からの配役で有栖さんがどうなるのか、大注目!

 

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『ファントム』新人公演挨拶

綾凰華さんが属する98期は新人公演でいちばん上の学年になります。

更に雪組内での98期生の中では成績がいちばん上なので、挨拶は綾凰華さんがひとりでこなしました。

 

 

新人公演の主演挨拶は初めてではありませんので、もう落ち着いたもの。

よどみなく、真面目に挨拶をしたようです。

「難しいだろうな~」というファンの心配を大きく裏切り、「よくやった!!」という高評価を得たファントム新人公演でしたが…

ご本人たちにはいくつも反省点があるようですね。

まずは仮面の調整から、でしょうか(;^ω^)

 

今後、雪組の路線スターとして確固たる位置に立つには、新人公演主演orヒロイン経験が1回では少し心もとない。

『ファントム』で2度目となる主演&ヒロインでまたひとつ足元を固めましたし、それがファントムという難しい作品であったことは今後のお2人にに大きく影響してくるでしょう。

普通の新人公演よりも台詞も場面も多い難しい作品を、本当におつかれさまでした!

 


 

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