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現在、3チームに分かれている宙組。
- 『黒い瞳/VIVA!FESTA!』@博多座
- 『パパ・アイ・ラブ・ユー』@バウホール
- 『群盗』@シアタードラマシティ
この中でいちばん遅い初日だった『群盗』チームが、ようやく初日の幕を開けました。
芹香斗亜(せりかとあ)さんが宙組に来てから、初めての東上公演『群盗』。
芹香さん主演の別箱公演では、初めての日本青年館となります。
花組時代に赤坂ACTシアターは経験済みですので、もういつトップになってもおかしくないほど充分なキャリアを重ねていらっしゃいます。
今回の『群盗』での集客や評価が今後の芹香さんや若手出演者たちに大きく影響してくると思われます。
『群盗』初日をご覧になった皆さんは果たしてどのような感想を持ったのでしょうか。
報道各社からの画像と共にレポしていきたいと思います!
『群盗』初日見どころ
『群盗』は、1781年に発表された戯曲(脚本形式の小説)。
つまり、古典作品です。
それを小柳奈穂子先生が宝塚用にアレンジしたお話で、平たく言えば義賊のお話。
その義賊のリーダー、カールが芹香さんの役どころです。
芹香さんの相手役には天彩峰里(あまいろみねり)さんが抜擢され、芹香さんとのカップル像に注目が集まっています。
天彩峰里さんは、2018年8月に公演した和希そら(かずきそら)さんのバウホール公演『ハッスルメイツ!』でもヒロイン格でしたが、なぜか正式ヒロインにはカウントされず。
『群盗』がめでたく別箱公演初ヒロインとなりました。
『群盗』2番手格には、こちらも抜擢と言っていい瑠風 輝(るかぜひかる)さん。
新人公演も卒業した98期生なので別箱公演の2番手格を務めるのは早すぎるわけではありません。
しかし、桜木みなと(さくらぎみなと)さんでは?いやいや、和希そらさんでしょう!という大方の予想を裏切っての抜擢でした。
キャスト表を見るとこの作品の正式2番手ではないようですが、ここまで作品に大きく絡んでいく役は初めてです。
安定した実力をお持ちの生徒さんということは周知のこと。
主演者の横に立つ瑠風さん、どのように見えるのでしょうか。
『群盗』初日を観た人の感想まとめ
『群盗』初日/報道各社からのニュースと画像
まずは、報道各社が提供してくれる舞台画像から。
本公演?!というくらいたくさん画像を掲載していただいていて、有難い!
宙組 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 「群盗」
(写真5枚)
[宝塚フォト/デイリースポーツ]https://t.co/XMfLkbJBMJ— ヅカと花 (@zuka_hana) 2019年2月9日
群盗やばしゅぎない?https://t.co/0EV8LwhlwL pic.twitter.com/TlAV7tRfNU
— かん (@kanrooom) 2019年2月9日
↓天彩峰里さんとのデュエットダンスあります!芹香さんのこの色っぽい表情…!
芹香斗亜さんが、初めて宙組で主演する宝塚歌劇ミュージカル『「群盗-Die Räuber-」-フリードリッヒ・フォン・シラー作「群盗」より-』が本日2/9開幕。「お客様のハートを盗んでまいりたいです!」と素敵な挨拶も。https://t.co/WGwucUTLQ1 pic.twitter.com/OpMLsTexvT
— Lmaga.jp (@lmaga_jp) 2019年2月9日
↓義賊とはいえ盗賊なので、黒でダークヒーローなイメージですが…
宝塚の芹香斗亜が「群盗」初日 宙組異動後の初主演 https://t.co/rhaANlIvQX pic.twitter.com/25cefGiRcR
— Joytube-net (@Joytube_net) 2019年2月9日
↓あれ!なんかすごく爽やかで可愛らしい芹香さんも!これは若かりし頃を演じているときのようです。
群盗のキキちゃんが可愛すぎて月末が楽しみすぎて無理無理無理 pic.twitter.com/jsmQH4ZoSs
— いせ (@ebi23ka) 2019年2月9日
↓別箱公演とは思えないほど衣装の点数が多いようです。それにしても、どれもよくお似合いですこと!!(#^^#)
〔2月9日〕宝塚歌劇団の宙組人気スター芹香斗亜さんが、大阪市北区のシアター・ドラマシティで、17年10月に花組から異動後の初主演作「群盗」の初日を迎えたよ。 pic.twitter.com/XixbLbIGdc
— ベルちゃん@ニッカン宝塚 (@nstakarazuka) 2019年2月9日
『群盗』初日/全体評
ここからは物語の内容に。
原作はとても重たい内容なので、舞台では一体どうなってしまうのかという心配もありました。
しかし、聞こえてくる声はほとんど好評ですね。
キキちゃんは最初とっても若くて、このままラストまでいっちゃうの?ってちょっと心配になったけど😅そんなことはなく、群盗の首領となってからはちゃんと大人の男の人でした。勘当の酒場のところがなぜかお気に入りになりました。あとやっぱりラストシーンだなぁ…。凛きらパパとのやり取りから泣く😭
— 有(Yu) (@ykr0729) 2019年2月9日
「群盗」観てきました!
すごい良かったです。
キキちゃんのリーダー感が群盗の座長と重なって…一人一人に声をかける場面は涙が溢れましたね。
全員が本当に活躍していて、これは若手の皆にとってとは成長の場。
伸び代を感じる初日だったので、千秋楽までにどんどん良くなる予感しかないです!!!— チャン (@St_4221) 2019年2月9日
特に多く聞こえてきたのが、若手の活躍。
正直言って、『群盗』のメンバーが発表された時に、宙組ファンの中では不安もあったように思います。
というのも、宙組の主要メンバーはほとんど博多座に、若手でもお芝居上手と言われている生徒さんたちはバウホール公演に振り分けられていたからです。
宙組ファンですらあまり名前を聞いたことのない生徒さんが多く『群盗』組に入っていたので…
期待値が低かっただけに、この高評価は『群盗』チーム若手たちに大きな励みとなるでしょう。
博多座にスター枠ごっそり取られトド様バウに芝居の子ごっそり取られたあとにでも特に群盗メンバーここまで保てたのは宙組すごいと思う。しかし本公演でセリフ喋ったことある子挙手してみよう!一体何人だー)^o^(
— とろいか (@troika826) 2019年2月9日
『群盗』では音楽にも注目が集まっている様子です。
これまでの小柳先生の作品では、それほど音楽にこだわりを持つ先生という印象がなかったのですが…
暗く重たい話の印象を大きく変えるほどの音楽の力が見えたようです。
曲も良くて疾走感あるのからクラシカルなもの、歓喜の歌とかパワー溢れてくるし良かったな…早くアルバム欲しいって思った。話は辛く切なく悲しくもなる中にある種の希望みたいなものが見えて、なんだろう…じわりと心に残る…群盗たちのあの時代があって今に続いてるのかなと思えた。
— しろ (@whitekageki) 2019年2月9日
宙組『群盗』使用曲備忘録
・ベートーヴェン
ピアノソナタ「月光」第1楽章
・グノー アヴェ・マリア
・ベートーヴェン
交響曲第9番 第4楽章「歓喜の歌」
・故郷を離るる歌
・我が行く道は遥けき彼方
・ベートーヴェン ピアノ ソナタ
「テンペスト」第3楽章— ユミラ (@in_giappone) 2019年2月9日
使用楽曲はクラシックが多いですね。
しかもポピュラーなものが多く、誰もが「あれ、これ知ってる!」というような曲ばかりです。
逆に、誰もが知っている楽曲というのはすでに曲のイメージが出来上がってしまっているので、劇中に使用するというのは珍しい演出のように思います。
それがむしろ効果的だったというのですから、小柳先生の手腕に拍手!
その一方で、気になる点を挙げている声も。
博多座に歌うまさんが集中している関係で群盗は歌の手薄感は否めない。安心して聴けたのはかのんさん、キキちゃん、まいあさんぐらいかな。るかぜくんは高音は綺麗。みねりちゃんは上手いは上手いけど、安定性がもうちょい欲しい感じ。たかとさんは素質は十分なので磨けば輝くと思うし、将来が楽しみ。
— レナ (@flowerkiki93) 2019年2月9日
『群盗』では芝居力の向上は大きく見られたようですが、歌唱力に少し欠けた、かな?
ミュージカルですから、歌で表現できるということも非常に重要。
本公演でまだソロで長く歌ったことのない生徒さんも多かったと思いますので、場数を踏んでコツを掴めるようになるといいですね。
『群盗』初日/瑠風輝などへの評価
そして、気になる2番手格・瑠風さんの様子。
心が歪んでしまったカールの義弟、フランツを演じていますが…
今日は宙組シアター・ドラマシティ公演「群盗」初日を観劇しました。黒いお衣装の芹香さんがかっこいい。盗賊になるも貴族出身の育ちの良さが抜けないところが、どんな役をしてもほわっとかわいいキキちゃんの素にマッチしていた。瑠風輝くんが長身でかっこいい。堂々と二番手。
— PR (@SANTEX09290) 2019年2月9日
群盗初日。もえこフランツ、何があんなに素敵だったんだろう…と理由をつらつら考えてるんだけど、なんかもう佇まいが良い。雰囲気はまごうことなく悪役なんだけど、それだけじゃない屈折した感情というか。何もしなくてもその役が滲み出るって、こういうことなんだろうなと思いました。もえこすごい!
— みさ (@omio_o) 2019年2月9日
これまでに目にしてきた瑠風さんは、ご本人の性格のせいかどことなく遠慮している印象がありました。
別箱公演でも大きな場面をもらえているのに、ただ真面目に歌って踊るだけで、自己アピールは特になし。
自信がない子なのかな…?という印象でした。
しかし、新人公演も卒業した今の瑠風さんには、きちんと主演の隣に立てるだけのオーラが備わっていたようです。
これからの宙組若手を引っ張る立場ですので、頼もしいですね!
それともうひとり、「ブラボー!」の声が届いている生徒さんが。
毎回りんきらさんってお芝居上手いなぁ…と再確認する。群盗は下級生が本当に多いけどりんきらさんがしっかり締めてくれてることによってお芝居が深くなってるんだよね。アマーリアパパの人も良かったけど役名すらもわかってないから誰か特定できない←
— ゆね (@95Baroque) 2019年2月9日
宙組の実力派、凛城きら(りんじょうきら)さん。
どんな作品でも与えられた役をしっかり的確に演じこなし、大芝居気味の舞台演技の中ではかなりナチュラルなお芝居をするのが特徴の生徒さんです。
その芝居力には各演出家の先生たちも一目置いているようで、どの作品でもかなり重要な役を演じていらっしゃいます。
『群盗』では、芹香さんのお父さん役。
「やっぱり上手いな~!」という感想を持った方が多かったみたいです。
『群盗』初日/フィナーレが絶品!
本編終了後少しだけですが、別箱公演ではフィナーレナンバーも皆さん大好物。
今回はベートーヴェンの「月光」にて男役群舞が行われるそうです!
「月光」といえばフィギュアスケートでも使用する選手が非常に多い、ダンスとの調和性の高い名曲です。
ただ、残念ながらその群舞には芹香さんは参加していらっしゃらないそうです…(´;ω;`)
【群盗初日】フィナーレのこと書いてなかった。ベートーヴェン繋がりで「月光」での男役群舞。KAZUMI-BOY先生の振付の真骨頂。その後、「第九 第三楽章)で娘役さんたちがちょっと踊ったと思ったら、赤いお衣装で出てきたキキちゃんが「歓喜の歌」を歌い出す! しかもみんなで手話にも似た?振付!
— まりあ (@maria_0120k) 2019年2月9日
2/9『群盗』感想⑥
フィナーレナンバーがどの場面もとても格好良くて、体感3秒だった。みんなに迎えられて階段を降り、「歓喜の歌」をバックに歌い踊るキキちゃんの姿は一段と輝いて見えた。しかも踊りの軸が本当に綺麗で、それでいて透き通るような歌声も劇場中に響き渡るので、もう目も耳も幸せ。— ことこ (@ktk_ct) 2019年2月9日
『群盗』初日挨拶
初日の芹香さんの挨拶は、お話上手の芹香さんらしい、気の利いたものだったようです。
【群盗初日/芹香斗亜】皆様の心を盗んで参ります→暗いお話ですので緞帳を見て私達の笑顔を見て緞帳を見て希望を持ってお帰り下さい→関東は大寒波だそうですね。こちらも寒いので着込んでお帰り下さい。最初は片手お手振りだったのに途中から一人だけ両手でお手振り始めるのが可愛かった💕*一部抜粋
— レナ (@flowerkiki93) 2019年2月9日
【群盗ご挨拶】
この宙組のメンバーでの群盗として皆さんのハートを盗んでいきたいと思います(ニヤリ)私(もう完全に盗まれて残ってません)
— ☆すみの☆ (@tkrzkask) 2019年2月9日
群盗初日キキちゃんご挨拶「お話が暗いので、華やかな蚊帳を見て明るい気持ちになってください」→高砂熱学工業のお偉い様方拍手👏👏
キキちゃんの言葉のセンスー!♡— toa (@toa_toa8) 2019年2月9日
お天気のことにも触れ、盗賊っぽい台詞も含め、この日お披露目だった新しい緞帳の宣伝まで含めるという巧みっぷり!
お茶会でもいつも自然でマイペースなお話しぶりが人気の芹香さん。
もう別箱公演での挨拶にもすっかり慣れていらっしゃる感じがまた安心して見ていられます。
ちなみに!
『群盗』初日にはこんな方の姿も目撃されていたようですよ…
梅芸群盗、キキちゃんパパ来てる!
ファンの方が挨拶行く度に笑顔で対応されてる。良いパパ〜(o^^o)— toa (@toa_toa8) 2019年2月9日
芹香さんのご実家は関西ですから、お嬢さんの主演舞台初日を観劇にいらしたのですね!
お父様は元野球選手なので、ファンの対応にも慣れていらっしゃるのでしょう。
あんな素敵なお嬢さんに育ててくださって、ファンはもう感謝しかないですね(笑)
シアタードラマシティでは17日までの公演で、その後、日本青年館へ。
もうチケットなどどこにもないんですけどね(泣)
難しいお芝居のようですが、千秋楽に向けて若手たちの芝居がどんどん磨かれていくのが楽しみです!
宝塚ニュース【速報】では宝塚の情報をメインに 時々OGさんの話題も交えながら最新情報を更新中です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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