月組・新トップ珠城りょう『グランドホテル』観劇感想@大劇場

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昨日、月組公演を観劇しました。

新トップスター・珠城りょう(たまきりょう)さんのお披露目公演。

ザ・ミュージカル『グランドホテル』とモン・パリ誕生90周年レヴューロマン『カルーセル輪舞曲(ロンド)』の二本立て。

昨今、トップスターさんのお披露目公演は一本立て大作が多いですが、今回は久々に宝塚の定番スタイルでお芝居とショーの二本立てでした。

そして研9(初舞台から9年目)でスピード出世したトップスターとして話題に成った珠城りょうさんが率いる月組が、どんなカラーであるかが非常に楽しみな公演でもありました。

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作品としての月組『グランドホテル』

宝塚でトミー・チューン氏演出・振付のミュージカル『グランドホテル』を上演するのは、

1993年、涼風真世(すずかぜまよ)さんトップ時代の月組以来2度目。

同じ作品ですから「再演」と言えますが、

スポットの当たる主役は全く別であり、ある意味新作といっても良いと思います。

初演の演出、岡田 敬二氏に加えて、新に演出には若手の生田 大和氏が加わり、

また1993年の初演と同じく特別監修としてトミー・チューン氏も参加、

非常に緻密に作られた作品でした。




舞台装置はシンプルながら、たくさんの椅子、あるいはバー(棒)をうまく使い、照明(特にピンスポット)の使い方が見事で、

宝塚の舞台といえば装置の豪華さが目を奪われるような作品も多いですが、

シンプルさ故に登場人物達の芝居が際立つ典型であったように思います。

宝塚の舞台機構ってとても素晴らしいのです。

大きなセリがあったり、盆もある、左右の花道にもセリがある。

通常はその舞台機構を利用して巧みに「見せる」工夫がされています。

それが宝塚らしさでもあるのです。

↓↓棒一本で場所がバーに変身する

(出典:https://twitter.com/

↑はバーで飲んで陽気になっているフェリックスとオットー

・・・が、今回の『グランドホテル』では(おそらく)そういうものは一切使われていませんでした。

それが勿体無いという見方もありますが、

逆に舞台機構を駆使しなくてもこれだけ中身の濃い舞台が成立するのは

出演者の力量があるからこそ!かもしれません。




↓↓『グランドホテル』製作発表

『グランドホテル』方式って?

タイトルの『グランドホテル』は・・・

ベルリンにある架空のホテルの名前ですが、

お芝居のスタイルとして「グランドホテル形式」というものがあるそうです。

で、今回の月組『グランドホテル』も、「グランドホテル形式」で構成されていますされています。

・・・ってなんだかややこしいですね。

グランドホテル』のような群集劇で、それぞれ別の人物による独立したストーリーがいくつも同時進行しているものを

「グランドホテル形式」と呼ぶそうです。




今回の作品で「別の人物による独立したストーリー」という点から見ると・・・

大きくは

  1. ガイゲルン男爵(珠城りょう) と グルーシンスカヤ(愛希れいか)
  2. オットー(美弥 るりか)
  3. プライジング(華形 ひかる) と フラムシェン(早乙女 わかば/海乃 美月)

の3つのストーリーが存在しますが、

そこに彼らを取り巻く様々な人々が登場します。

またその登場人物全てのストーリーすら見え隠れする作品でした。

ホテルの宿泊客であるオッテルンシュラーグ・医者(夏美 よう)だったり、

エリック(朝美 絢/暁 千星)を始めとするホテルの従業員、地階の労働者、

グルーシンスカヤの親友?・ラファエラ(朝美 絢/暁 千星)、マネージャー、興行主。

これを把握できないと「なんだか難しいお話」になってしまう危険はあるかなぁ?

でも舞台冒頭で

出演者紹介的にさりげなく役を紹介するシーンが用意されているので

そこで大まかに掴めれば同時並行するストーリーがわかりやすくなるでしょう。

↓↓2.珠城りょうのガイゲルン男爵 / 愛希れいかのグルーシンスカヤ

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