現在星組娘役として活躍する、101期生の星蘭ひとみ(せいらひとみ)さん。
美しい美貌の娘役として注目される娘役さんでしたが、2019年12月23日付けで専科へ異動することが発表されました。
星蘭ひとみさんが専科へ異動する理由は「映像を中心に活動するため」とされています。
映像を中心に活動するため、12月23日付で専科に異動すると発表した。現役のタカラジェンヌが、舞台外の活動を前提として異動するのは、近年では異例。異動後の出演作は現時点で未定だという。
(出典:報知新聞2019年11月30日)
この記事では星蘭ひとみさんの専科への異動から
- 宝塚におけるこれからの専科の位置づけ
- 宝塚のグローバル化
について考えていきたいと思います。
↓↓専科についての解説はコチラ
星蘭ひとみの専科への異動とこれからの専科は?
星蘭ひとみさんは2015年月組公演『1789-バスティーユの恋人たち-』で初舞台を踏み、星組へ配属。
2017年『ベルリン、わが愛』で研3で新人公演ヒロインに抜擢。
2018年『ANOTHER WORLD』新人公演で2度目のヒロインと注目される娘役さんの一人です。
2019年現在、研5というまだまだ若い学年で「専科への異動」の発表に宝塚ファンの多くは驚いたことでしょう。
・・・というのもここ10年あまりの専科の位置づけは
- ベテラン(主に脇役)が在籍
- (一部ながら)上級生スターが在籍
でした。
近年専科に在籍した上級生スターの中には後に星組でトップスターになった北翔海莉(ほくしょうかいり)さん、星組で二番手スターが決まっている(のだと思う)愛月ひかる(あいづきひかる)さんのような例もありますが、このお二人は「スター人材確保」的に一時的に専科生となったという印象をファンは持っています。
しかも専科生となった時の学年は研10を超えていたはずです。
・・・となると、まだ新人公演学年内で研5。
来春、研6で阪急電鉄の社員待遇からタレント契約になる節目で「映像への進出」を掲げて専科入する星蘭ひとみさんは映画やTVなどで活躍するこれからの専科生第一号になる可能性があると想像できます。
専科には映画専科があったのはホント?
過去に宝塚の現役のジェンヌさんが銀幕の世界で活躍した時代もありました。
しかし、それは日本の映画全盛期のことであり、かれこれ60年ぐらい前のこと。
八千草薫(やちぐさかおる)さん、扇千景(おうぎちかげ)さんらが、宝塚に在籍のままたくさんの映画に出演されており、「映画専科」に属していたと言われています。
そして退団後も銀幕、そしてTVの世界で活躍される道へすすまれましたね。
また専科生ではありませんが・・・
また遥くらら(はるかくらら)さん、純名里沙(じゅんなりさ)さんといった生徒さんが在籍のままテレビで活躍した後にトップ娘役になったこともありました。
こういった過去の例から考えると・・・
星蘭ひとみさんも組に属さず専科に在籍しながら、映像の世界で活躍の後にどこかの組でトップ娘役になるのかならないのかは全くわからないことながら、この発表から「宝塚における専科の位置づけ」「活躍の場のグローバル化」を宝塚が模索しながら進めていることがわかります。
参考記事 宝塚若手娘役、星蘭ひとみさんが専科に異動 映像中心に活動へ
星蘭ひとみの映像での活躍に期待すること
映像の世界といっても映画? それともTVドラマ?
いやいや場合によってはキャスターか?(はあまり想像できませんが)
星蘭ひとみさんがどのようなお仕事にチャレンジされるのかは、未発表の段階でまったくわかりません。
しかし・・・確かに「ちょっとオードリーヘップバーン」を彷彿させるビジュアルゆえ、可能性の幅は大きいです。
星蘭ひとみちゃん、世の中に発信される pic.twitter.com/T8mNaUpoes
— ガッテム竹内(元ハガキ職人) (@gtt214214) November 30, 2019
宝塚の認知度を高めるためには「こんな美人さんが宝塚にはいる!」と印象づけるために、星蘭ひとみさんはうってつけの存在かもしれません。
「専科生」となるからには、映像でしっかりと宝塚アピールができて、もちろん宝塚のモットーである「清く 正しく 美しく」の行動ができる人選の結果であるはずなので、「映像専科(?)」のスタート生として期待をしていたいものです。
↓↓星蘭ひとみさんのプロフィールはコチラ
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