先日、専科・雪組公演として凪七瑠海コンサートの宝塚バウホールでの開催が発表されました。
主演は専科の凪七瑠海(なぎなるうみ)さん。
正式なタイトルは・・・
凪七瑠海コンサート ロマンチック・ステージ 『パッション・ダムール -愛の夢-』
作・演出は岡田 敬二先生で岡田先生の「ロマンチック・レビュー」シリーズの粋を集めたコンサートだそうです。
\この記事のポイント/
- 凪七瑠海コンサートの出演者たち
- 岡田 敬二「ロマンチック・レビュー」とは?
- 凪七瑠海初コンサートに意味はある?
- 凪七瑠海の劇団でのポジション
凪七瑠海コンサート『パッション・ダムール-愛の夢-』
凪七瑠海コンサートの出演者たち
凪七瑠海コンサートの出演者はもちろん凪七瑠海さん!
そして雪組生が16名。
すでにポスターも出来上がっているようです。
情熱的でありながら、スタイリッシュな凪七瑠海さんがあまりにもかっこよすぎでほれぼれ!
凪七瑠海さんと共演する雪組生は・・・
千風 カレン | 久城 あす | 天月 翼 | 沙羅 アンナ | 叶 ゆうり |
星南 のぞみ | 彩 みちる | 希良々 うみ | 眞ノ宮 るい | 汐聖 風美 |
縣 千 | 有栖 妃華 | 一禾 あお | 莉奈 くるみ | 壮海 はるま |
愛陽 みち |
このメンバーを見た瞬間に「カチャさん(凪七)と彩みちる(いろどりみちる)さんのデュエットダンスが観たい〜!」と思ったのは私だけでしょうか?
コンサート・・・だったらダンスシーンも盛り込まれ、デュエットがあってもおかしくはないので、妄想してしまったのですが。
岡田 敬二「ロマンチック・レビュー」とは?
宝塚ファン歴の長い方はよくご存知かもしれませんが、ショー作品を主に活躍されていた岡田先生の宝塚らしく美しく、品位のある一連の作品を「ロマンチック・レビュー」をロマンチック・レビューとよんでいます。1982年の「ジュテーム」が最初の作品。以降『シトラスの風』までおよそ20作品あるので、今回のかちゃさん主演のコンサートはこれらのシリーズ作品からの歌やダンスで構成されるのはないかと想像できます。
「ロマンチック・レビュー」シリーズの有名作品は・・・
- 「ラ・ノスタルジー」
- 「ル・ポワゾン 愛の媚薬」
- 「ラ・カンタータ」
- 「シトラスの風」
- 「テンプテーション -誘惑-」
- 「ネオ・ダンディズム 男の美学」
など、今もタカラヅカ・スカイ・ステージで繰り返し放映されている作品もあります。
また星組元トップコンビの北翔海莉(ほくしょうかいり)さん&妃海風(ひなみふう)さんの退団作品となった「ロマンス!!(Romance)」も岡田先生による一連の「ロマンチック・レビュー」の中の作品です。
凪七瑠海のコンサート開催には意味があるのか?
さて、ここで気になるのが唐突な凪七瑠海さんのコンサート開催の発表。
2020年の公演スケジュールはコロナの影響で大幅に見直され、新たに組まれた2020年後半〜2021年にかけての新スケジュールとともに唐突に発表されましたね。
もちろん当初から計画されていたのに、未発表だっただけ・・・なのかもしれませんが、少なくともファンの目には唐突に見えてしまいました。
どちらにせよ、専科生で、すでに今年で研18を迎えた凪七瑠海さん。
同期生で花組トップに就任した明日海りお(あすみりお)さんは昨年退団、雪組トップの望海風斗(のぞみふうと)さんも来年4月の退団が決定しました。
「かちゃは専科からどこかの組へトップとして返り咲くだろうな」
月組から専科へ異動された時はそう思っていましたが、時と共に劇団内の事情も変わってきています。
このコンサートも単にカチャの出演作の一つなのかもしれない。
でもひょっとして・・・退団の餞別?
ヅカファンの脳内にはいろいろな人事妄想が浮かぶので「凪七瑠海、退団か!?」の妄想につながってもおかしくありませんよね。
ましてや、現役生徒で最上級生で半世紀以上も在団した松本悠里さんの退団が発表されたことも、凪七瑠海退団か?の妄想をより深める要素の一つになって・・・
また93期〜95期の凪七瑠海さんよりも下級生がトップを占めるような時代になり、若手スターも誕生しつつある中で、今後どこかの組でトップになれるのか?と考えた時にその可能性は極めて低いように思えるのです。
(ファンの方ごめんなさい・・・ ^^;)
凪七瑠海の劇団でのポジションの変遷
私が「凪七瑠海」という名前を知ったのは、まだ第二次宝塚ファン時代を迎えてそう年月もたたない頃、月組公演『エリザベート』に宙組から特別出演が決まった時でした。
昔は組を越えての特別出演はそれほど珍しくなかった記憶があります。
作品ありきで、その作品のために適材があれば出演させていたような・・・
でも、かちゃの『エリザベート』出演は、男役でありながら、月組にあえてエリザベートという役で出演するといことで異例なことだったと思います。
しかし「きっとそれだけ歌がうまいのだろう」と思ったものの、当時はわざわざ特出をする意味を感じられませんでした。
それでも話題性は大きかったと思います。
その後も宙組では新人公演で主演し、月組に組み替え後も当時のトップスター龍真咲(りゅうまさき)さんを支えて活躍。
専科に異動する時も「路線スターだもの、いつかどこかの組でトップになるはず」という期待感満載でした。
しかし、宝塚全体の人材バランスを客観視してみると、今、かちゃがトップに就任する必要がある組があるか・・・ってことになります。
月組時代に共に龍真咲さんを支えた、同期の美弥るりか(みやるりか)さんは退団直前にバウホールで『アンナ・カレーニナ』に主演されています。
それと同じくこのコンサートは凪七瑠海さんへの餞別と考えてもおかしくはないですね。
(餞別としてはディナーショー開催の場合もありますが、昨今のコロナ事情でディナーショーを予定するよりは宝塚バウホールの公演のほうが安全かな)
凪七瑠海さんのコンサート開催の発表から数日考え込んだことを、すみれ子なりにまとめてみました。
9月18日(金)
初日が10月12日なのになんだか慌ただしいですね。
ご覧になりたい方はチケット難確実なので、友の会の申し込みをお忘れなきように!
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント