宙組公演『アナスタシア』から100期生の愛海ひかる(まなみひかる)さんが娘役に転向することが発表になりました。
愛海ひかるさんといえば、今までの大劇場作品で少年役で注目されていた男役さんですね。
今年研7になっての娘役転向の理由を、すみれ子なりに考えてみました。
愛海ひかるの娘役転向のきっかけは?
先般の梅田芸樹劇場メインホール、日生劇場での宙組『フライング・サパ』で「宙組にこんな娘役さんいたっけ?」と目をひいたのが、愛海ひかるさんでした。
「ロロ」という役名でミニ丈のワンピース(だったかな?)にショートヘア。
ボーイッシュな女の子。
それが愛海ひかるさんでした。
これはあくまですみれ子の憶測なのですが、『フライング・サパ』での娘役・ロロとの出会いが、愛海ひかるさんに「娘役転向」を決断させたのかもしれません。
愛海ひかる・少年からの脱皮成長の課題
愛海ひかるさんが注目を集めたのは2018年3月『天は赤い河のほとり』で「ティト」という少年役。
この当時研5で、下級生として少年役を演じるのにピッタリあてはまっていたタイミングで、「ティト」という役に出会った愛海ひかるさんは、ラッキーだったと思います。
ティトは主人公・カイル(真風涼帆)の従者で物語の中では、カイルをかばって殺されてしまいます。
実に新鮮で可愛らしい少年は今でもしっかり覚えています。
その次作となった『異人たちのルネサンス』でもトップスター・真風涼帆(まかぜすずほ)さん演じる、レオナルド・ダ・ヴィンチの少年時代を演じましたね。
ティトが明るい少年だったのと反対に、レオナルドは父親からの愛情にうえた寂しい少年というまるで違った設定ではありましたが、どちらも好演でした。
また『オーシャンズ11』新人公演のイエン(本役:秋音 光)も、愛海ひかるさんにはまり役でしたね。
ただ、少年役のイメージからの脱皮がこれからの課題じゃないかな?
男役として成長を目指すならば、学年的に「大人の男役」を身に着けないと伸び悩む時期かな?
そんなことを感じていたのですが、別の選択肢が「娘役への転向」だったのかもしれません。
宝塚での男役から娘役への転向は過去にもあり
宝塚では男役から娘役へ転向するケースは過去にもたくさんあります。
最近では月組の102期生・蘭世惠翔(らんぜけいと)さんがいらっしゃいますね。
蘭世惠翔さんは身長は公称170cmとされていましたが、持ち味や雰囲気が甘く、可愛らしい印象があったので、それが娘役への転向の理由ではないかと言われています。
他にも元・月組トップ娘役の愛希れいか(まなきれいか)さん、元雪組スターの大湖せしる(だいごせしる)さん、現役生でも音咲いつき(おとさきいつき)さん、天紫珠李(あましじゅり)さんらがいらっしゃいますが、
- 男役を目指したが自分の持ち味を優先して娘役に転向
- もともと男役としては身長が高くないので、娘役に転向
などを主な理由として娘役での活躍を目指されるようです。
今日は宙組次回作『アナスタシア』の集合日で、大きな発表があるかも?と思いましたが、本日付けで碧咲 伊織(あおさきいおり)さんの退団、風色 日向(かぜいろ ひゅうが)さんの全日程の休演、そしてこの記事の愛海ひかるさんの娘役転向の発表がありました。
宙組は真風涼帆さん&星風まどか(ほしかぜまどか)さんコンビの続投決定かな。
↑↑これは杞憂に終わったのなら、それはそれで『アナスタシア』を思う存分楽しめるので、それを楽しみにしていたいです。
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