『ベルばら』における初演(1974年)からの進化
45年という月日の間に様々なことが変化しています。
例えば『ベルサイユのばら』に使われいる、あの豪華な衣装一つとっても、技術が進歩して美しい衣装を技術的により軽く作ることができているはず。
また・・・オスカルの鬘にしても、より自然なブロンドで軽やかなカールの鬘になっていることは、初演当時の映像や写真と最近を比較するとわかりますね。
これもやはり技術の進歩でしょう。
また・・・
月組の初演は何の協賛もなく、また二本立て作品の一つとして上演されました。
いつ頃のことだったか管理人・すみれ子の記憶が曖昧ですが、「東レ」が協賛していた時期があり、「東レ」の記事を使うことで格段と衣装がロコロの雰囲気を出して良くなったと感じた時がありました。
但し、この「東レ」についての記述は、管理人の記憶のみが根拠です。
調べてみましたが、昔のことのせいか該当する資料が見つかりませんでした。
平成の『ベルサイユのばら』の時代からは「VISAシアター 宝塚グランドロマン」とタイトルの前に記載されるようになり、VISAが協賛するようにもなりました。
つまり制作費にも費用がかけられる、それだけ豪華な舞台を作ることが可能になったということです。
また演じられる宝塚の生徒さん達の身長が近年どんどん高くなっていますね。
今の男役さんは170cm以上は珍しくありません。
そして、小顔で手足も長く、スタイルも抜群。
・・・という訳で、劇画場で設定されているオスカルのビジュアル
身長 | 178cm |
体重 | 58kg |
B | B87 |
W | 63 |
H | 90 |
靴のサイズ | 25cm |
これに近づいてきています。
初演をはじめとする「ベルばら黄金期」に出演されたOGジェンヌさん達も演じる心は同じでしょう。
でも半世紀近くを経て、より劇画のビジュアルに近いオスカル様が、宝塚の舞台に立っていると言えるでしょうね。
まとめ
宝塚歌劇団で『ベルサイユのばら』が上演されて45周年。
この記事では初演からの出演者を、オスカル、アンドレ、フェルゼン、アントワネットというメインの役を演じた生徒さんをまとめて紹介しました。
この記事でお名前を掲載した生徒さんは、ごくごく一部。
書きながら「どれだけ多くの人が『ベルばら』に関わってきたのだろう?」と思いました。
梅田芸術劇場で開催されるイベント『~45年の軌跡、そして未来へ~池田理代子原作「ベルサイユのばら」より』に、どのOGジェンヌさんが出演されて、どんな場面や歌を再現してくださるか想像がつきません。
でも過去の名シーンを思い浮かべながら、イベントを心待ちにするのも良いですね。
調べきれなかった事、間違いもあるやもしれませんが、その時にはコメント欄よりお知らせいただければ幸いです。
↓↓7.【追記】『ベルサイユのばら45』出演者決定
コメント
ちはるCLUB さん
地方公演についても触れて書こうとしましたが、あまりに多くて。
松あきらさんは、『ベルばら Part2』でフェルゼン、1977年地方公演でアンドレ、79年地方公演でオスカルを演じて「ベルばら三冠王」と言われているそうです。
懐かしいですねぇ、松あきらさん。
花組トップ時代に『紅はこべ』でのパーシーがカッコよかったです。
舞小雪さんも大人っぽい雰囲気のある娘役さんでしたね。
私が札幌に住んでた頃の地方公演でのオスカルは確か松あきらさんだったと思います。
ちなみに『風と共に去りぬ』のスカーレットは舞小雪さんでした。
両方ともちょっと飽きてます。『エリザベート』も再演三昧で飽きるのかしらと恐怖です。