宝塚音楽学校の入学試験ってどんなモノ?試験の内容から受験時の服装まで
さて、ここからは実際の宝塚音楽学校の試験の内容のお話です。
音楽学校の入学試験は、舞台人としての素質が重視されているので筆記試験はありません。
以下が主な内容。
●音楽学校の試験内容と会場 |
<一次試験>●面接(東京、宝塚) <二次試験>●面接、歌唱、舞踊(東京、宝塚)一次試験合格者が対象 <三次試験>●面接、健康診断(宝塚)二次試験合格者が対象 |
そして、三次試験の合格者 = 宝塚音楽学校の合格者 です。
宝塚音楽学校の2019年試験の日程
2019年の入学試験日程は以下の通り。
一次試験を通過すると、二次試験は一次試験を受験した会場でのみ受験できます。
三次試験は二次試験に合格の場合、宝塚会場(音楽学校構内)でのみ実施、受験できます。
第一次試験 | 東京会場 2019年3月20日 宝塚会場 2019年3月22日 |
第二次試験 | 宝塚会場 2019年3月24日 東京会場 2019年3月25日 |
第三次試験 | 宝塚会場 2019年3月27日 |
最終合格者発表 | 宝塚会場 2019年3月28日 |
そして最終合格者発表の日に、晴れて宝塚の107期生となる40名が決まるのですね。
宝塚音楽学校入学試験の内容
宝塚音楽学校の試験の内容は、大きく分けて面接・歌唱・舞踊となっています。
この3種類の試験でいろいろとチェックされるのですね。
面接 | 容姿、口跡、動作、態度、華やかさをみる |
歌唱 | 課題曲、新曲視唱 |
舞踊 | リズム感、基本的な運動能力や柔軟性、舞踊の適正 |
面接が最終試験までに3回
現在、宝塚97期生として活躍されている学年、すなわち2009年に宝塚音楽学校に入学された生徒さん達から、入学試験の内容が大幅に変更されました。
「音楽学校の試験内容と会場」に記載した通り、試験は第一次、第二次、最終になる第三次とありますが、この3回ともに「面接」があるのが目にとまります。
「えーーーえっ? 宝塚でしょ? 面接なんているの?」
「歌やダンスが上手かどうかでいいんじゃないの?」
単純にそう考えがちですよね。
でも、ここ10年あまりの入試では、受験時の歌やダンスのテクニックはもちろんながら舞台人としての素質、将来性も重視するようになっています。
「子供の頃からバレエをやっていました」
そんな人は十分にレッスンを積んできているので、受験時にダンスが上手いでしょう。
バレエをずっとやっていて、早くから宝塚を目指して受験スクールにも通っていたなら、受験対策もばっちり?
でも、高校3年になった直後に「宝塚入りたい!」と思い、受験に備えてバレエや歌を習いはじめて半年。
それでもテクニックは未熟でも「舞台人としてオーラがある」と面接で認められたら、合格できるチャンスありますよ!ということです。
歌唱試験
歌唱試験の中の課題曲というのは、予め「今年の入学試験ではこれらの曲の中から、1曲を選んで試験当日に歌ってください」と指定された曲のこと。
音楽系の大学などにもありますね。
宝塚の場合も課題曲は7曲。
クラシックのアリアから、「歌の翼に」「大きな古時計」など学校の音楽で歌う機会もあるような曲、また宝塚の有名作品の曲などがあり、その中から一曲を選んで歌うようです。
新曲視唱というのは、試験直前に見せてもらった楽譜を決められた時間にしっかり頭の中で読んで、「では、歌ってください」というように、いきなり歌います。
この試験によって基本的な楽譜を読む力がわかります。
舞踊試験
舞踊試験は、基本的に本科生がお手本として踊るの見て、「はい、踊ってください」となります。
これもむずかしそうですね。
基本的にクラシックバレエの基礎がわかっている人は、動きを見てできるのだそうです。
※ 試験の内容については、過去に実際に試験を受けたことのある人、または受験のために指導をしたことのある先生から聞いたお話ですので、実際とは異なるかもしれません。その点はご了承ください。 |
宝塚音楽学校受験は全科目レオタード姿!髪はしっかりピンで留める?
いろいろ気になる宝塚音楽学校の入学試験。
ここからは受験する時の服装や細かな注意事項についてお話していきます。
宝塚音楽学校を受験できる14歳〜18歳というと、思春期まっただ中で少しふっくらしていたり、ニキビができちゃったということが、あるあるなお年頃。
しかしながら、音楽学校で試験を受ける時はいろいろ決まりごとがあります。
●音楽学校試験時の服装 |
・全科目ともレオタード着用 ・レオタードは黒、丸首で七分袖。生地の指定もあり。 ・タイツはピンク ・バレエシューズもピンク ・髪型は額の生え際、耳も隠してはいけない。ピンでとめたり、長い髪は束ねる、三つ編みにする。 ・頭にリボンやクリップは厳禁。 ・お化粧はNG |
↓↓レオタードのイメージ
イメージ写真のレオタードは袖もない水着タイプのモノ。
音楽学校受験時は、丸首で七分袖とあるので、これよりは若干腕まわりが隠れるタイプですね。
それでもレオタードって体型の隠しようがないスタイルです。
しかも試験時はスカートや飾りも一切禁止。
そして髪は額の生え際にかかってはいけないようですから、素顔をそのまんま見られるってこと。
ちょっと過酷かなぁ・・・なんて思いますが、これも容姿や動作、態度、華やかさといった宝塚の舞台に適しているか否かを見極めるために必要なんですね。
↓↓3. 宝塚音楽学校の入学金や学費は?
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