花組『シャルム!』観劇感想

花組

花組『シャルム』作品としての感想②

『シャルム』レジスタンスの男から光まで

宝塚のレビュー(ショー)の様式美にプロローグ → 中詰 → フィナーレというものがあります。

ほとんどの場合、中詰で舞台が盛り上がり、もちろん客席もテンションアップしますね。

・・・で、暗転と同時に用意されているのは、人の心の「暗」の部分です。

『シャルム』ではレジスタンスの男(柚香光)が地下に潜伏活動中に、彼を追って恋人(華優希)もまた地下へやってきますが、彼女は撃たれて死んでしまいます。

(レジスタンスに扮した柚香光さんがまたかっこよかったーーー!!)

そこから恋人の魂のよみがり。

人々の心に希望の光が灯る。

うーーーん、結構さまざまなショーで使われている「死」からの「再生と希望」みたいなスタイルではありますが、現実には「死から再生する」ことはありえないのですが、舞台を観ていると本当に希望の光が心に満ちてくるような気がするので不思議です。

また光の男に扮する明日海りおさんを真ん中に、白い衣装で歌い踊る花組生達が生き生きと美しいこと!

トップスターさんの退団公演、かつ白い衣装で組子全員の場面となると、ひと昔前なら出演者も観客も涙があふれでる「さよならのシーン」が定番でした。

でもあくまでも明るく、楽しく、しあわせに包まれている舞台に、明日海りお率いる今の花組の充実感がそのまま伝わってきました。

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『シャルム』のフィナーレ

カタフィルの若手男役達・6名が銀橋を楽しく歌いながら通過。

次に瀬戸かずや(せとかずや)さんが舞台中央でエピローグの歌手として歌います。

この演出ちょっと変わってな〜い?

定番ではフィナーレの幕開きって(だいたい)二番手スターが下手すっぽんからせり上がり、銀橋を上手へ向かって歌い歩く・・・、だよね?

チラリとそんなことが頭のかすめましたが、若手スターが活躍の場を持ち、かつ花組の絶対的な別格スター・瀬戸かずやもスターとしてのポジションを示す。

そんな演出なんでしょうか?

でもここでも瀬戸かずやさんの歌唱力と魅せる力に、まだまだ花組に必要な別格スターだと確信しました。

瀬戸かずやさんは2020年1月に『マスカレード・ホテル』(シアタードラマシティ・日本青年館)で主演が決まっています。
2016年9月宝塚バウホール『アイラブアインシュタイン』以来2度目の主演。今後の活躍はどうなる?と気になる存在ですね。

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『シャルム』のデュエットダンス

明日海さんが娘役さん達(花の淑女)とともに踊るシーンの後、華優希さんとの本拠地での初デュエットダンス。

成熟したイメージの前トップ娘役・仙名彩世(せんなあやせ)さんとはまた違った魅力があります。

やはり初々しく、可愛らしさが全面に。

しかしお芝居『A Fairy Tale 』でも感じたことながら、華優希さんは本当に美しくなりましたね。

やや地味な印象があったのですが、光り輝くようでトップ娘役というポジションは、こうも人を美しくするものか!と思いました。

ただし、アッという間のデュエットダンスで、一公演限りのコンビゆえ「トップ娘役の練習してるのかな」という感も否めません。

そしてデュエット後ははなちゃん(華)が先にはけて、ご挨拶はみりおさん(明日海)のみ。

まぁ、この点でもまだ華優希さんは「トップ娘練習期間?」なんですね。(・・・ってここは偉大なるトップさんの退団だからこれで良い!と思ってます)

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そして・・・このショーの最大の見どころ! 男役群舞へ続きます!

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↓↓3. 『シャルム』男役群舞の秀逸さに注目!

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