宝塚歌劇団の東日本大震災での対応
これはすみれ子の記憶の中のことなので、記憶違いがあったらご容赦を!
2011年の東日本大震災の発生時。
宝塚大劇場は月組公演『バラの国の王子』の初日。
こちらは影響なく公演が実施されました。
それでも「こんな時に公演をやっていていいのか」と随分葛藤されたことを、当時の月組トップスター・霧矢大夢(きりやひろむ)さんは語っていらっしゃいました。
東京宝塚劇場は雪組公演『ロミオとジュリエット』公演中。
東京も地震の影響を受け、交通機関にも被害があったために「東京宝塚劇場に来場できない場合は、他日の公演に振り替えて観劇」という措置が取られていました。
でも・・・
他日に振り替えって「完売公演をどうやって振り返るのだろう」とか考えたものです。
実際どうなったのかはちょっと不明です。
熊本地震での博多座公演
記憶に新しいところでは2016年の熊本地震。
熊本地震が起きたのが2016年4月。
余震が続く中、5月には博多座公演が開幕しました。
出演する生徒さんは、日頃と違う博多座という劇場であるからこそ、不安も抱えていらっしゃったことでしょう。
「沈みがちな被災者の方の心を、観劇する時間だけは明るく」
舞台人とはそういう存在。
そんな思いで博多座公演に望まれたのはないかと思います。
現在の宙組トップスター・真風涼帆(まかぜすずほ)さんは、翌2017年の全国ツアーでは出身地である熊本での公演が決まっていました。
・・・が、上演会場が震災の影響を受けてその願いは叶わず。
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地震で舞台中断&続行もあった宝塚
2016年10月には鳥取を中心に起こった地震がありました。
この時は宝塚で震度3。
雪組公演『私立探偵ケイレブ・ハント』が上演中でした。
一旦幕を下ろして、舞台装置を点検。
その後に上演再開されたこともあります。
ケイレブハント。たぶん劇場の緊急地震速報が鳴って、14:10頃~14:30まで中断。宝塚市は震度3らしい。うん、それくらいやった。10秒くらい揺れてたな。お芝居はちぎケイレブとゆうみイヴォンヌがホテルにいるところやって、速報鳴ってたけど、二人は演技を続けてた。
— つばき (@tsubaki_rose) 2016年10月21日
舞台も当然揺れていたでしょうし、客席で緊急地震速報がなっているのも舞台上の当時の雪組トップコンビ早霧せいな(さぎりせいな)さん、咲妃みゆ(さきひみゆ)さんの耳にも届いていたでしょう。
演技を続ける・・・お二人のプロ魂ですね。
それにしても『ロミオとジュリエット』『私立探偵ケイレブ・ハント』『凱旋門』。
偶然ながら・・・雪組(^^;)
お客様もパニックにならず冷静だったようですが、いつも開演前に
「当劇場は耐震構造を満たしているので、慌てずに係員の指示に従ってください」
という内容のアナウンスがある宝塚大劇場。
それだけの自信と誇りを持っている劇場なのでしょう。
↓↓4.宝塚が公演実施したことへのファンの声はどうだったの?
コメント
宝塚歌劇団は会社組織です。
しかも、阪神阪急ホールディングスという大企業です。
阪神大震災、東日本大震災を経験し、BCPがないわけがありません。
普通の企業なら、いまや当たり前。
計画通りに判断して決断しただけだと思います。
だからこそ安心できます。心から公演を楽しめるのだと思います。
ただ、雪組さん達は大変だったと、、、、
尊敬します