月組バウホール公演『アンナ・カレーニナ』は、誰もが知るロシアの文豪トルストイの長編小説。
宝塚では植田景子氏の脚本・演出により、2001年に雪組、2008年に星組で上演され、今回は月組で三度目の上演でした。
主演で今公演ではヴィロンスキーを演じた、月組二番手スターの美弥るりか(みやるりか)さん。
カーテンコールでの挨拶では
「初演の『アンナ・カレーニナ』では私は客席で観る側にいました。
再演の星組ではカレーニンを演じ、今回はヴィロンスキーを演じることができました。
こうしてトルストイの名作が宝塚で再演されて、愛されていることはとても幸せだし、昔は客席にいた私がカレーニンを演じ、今度はヴィロンスキーを演じてこられたのは、みなさんの愛があってこそ」
そんな挨拶をされました(↑かなーり曖昧です)。
この挨拶から管理人・すみれ子が感じらのは
「今、客席にいる人の中にも宝塚の舞台にたち、いつかこんな名作に出演して愛を育てていってほしい」
そんなニュアンスの思いがこめられていたと思います。
アンナ カレーニナ2回目💕 ー アメブロを更新しました#美弥るりかhttps://t.co/19gsx6d3tt pic.twitter.com/fj93UvMLg3
— hirop (@hirop_hirohiro) 2019年1月22日
美弥るりかさん自身も「バウホールだから、(キャパが少ないから)プレミアチケットでご覧になれなかった人も・・」みたいなことをおっしゃっていましたが、本当にプレミアチケットでしたね。
私もライブ・ビューイングで地元の映画館とはいえ観劇(?)できたことを、幸せに感じる作品でした。
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『アンナ・カレーニナ』美弥るりか主演バウホール作品の感想
舞台は生で観られるにこしたことはありません。
でも、今回のようにチケット難だったり、宝塚大劇場や東京宝塚劇場からは遠方に住まうファンにとって昨今のライブ・ビューイングは本当にありがたい存在になりましたね。
そんなライブ・ビューイングの『アンナ・カレーニナ』
管理人・すみれ子は「おお!これはライブ・ビューイングだからこその感動!」と思うこともあったので、ちょっとまとめてみます。
『アンナ・カレーニナ』ライブ・ビューイングだからこその印象
ライブ・ビューイングの醍醐味の一つは、お家のテレビで宝塚の専門チャンネル「タカラヅカスカイステージ」を観るとか、DVDやブルーレイで作品を観るのと違って大画面の迫力や映画館によっては音響の良さがあげられると思います。
また最近はカメラワークも、カメラマンさんが舞台をよく知った上で撮影されているのでしょう。
舞台上で重要な人物をどんぴしゃで写してくれる点もいいですね。
そんなライブ・ビューイング。
『アンナ・カレーニナ』では、「これでハッとなるか?」だったのですが、私は絶望の縁に追いやられたヴィロンスキーの象徴のように感じた、あるモノがありました。
アンナが列車に飛び込んだ後に、舞台上に残された彼女の「靴」、
それが映画館の大スクリーンに大きく映し出された瞬間でした。
ぽつんと黒い靴が一足、舞台上にある。
それがアンナの死を象徴し、ヴィロンスキーの絶望の深さを心につきつけたような気さえしました。
この靴にどんな意味があるのか?
それは観る人の数だけ思うところはあるでしょう。
でもリアルに舞台でみるよりもさらに、ズームされた靴の存在は深く残っています。
↓↓2. 『アンナ・カレーニナ』の美弥るりかヴィロンスキーに恋に堕ちる・・
コメント
初めてコメントします。
私も平日ながら、何とか代休をぶつけてライブヴューイング。
ほんと、平日なのに満席でした。
ライブヴューイングも回を重ねると、カメラワークの上手い下手が何となくわかってくるのですが。
あの、靴のアップは本当に素晴らしかった!。
そして今回はブルーレイ収録も兼ねてると聞いて、納得しました(笑)。
(酷い時は全体を全く映さず、顔のアップしか映さなかった時もありますから)
本当に観に行って良かったです!
ねこりんさん
ご訪問とコメントをありがとうございます。
「靴のアップ」に共感していただいて嬉しいです。
私もトップスターさんの退団公演のライブビューならばいざしらず、
なんでライブビュー?と思ったことも過去にはありましたが、『アンナ・カレーニナ』は突出してカメラワークの見事さに(もちろん作品の素晴らしさも!)にひきこまれました。
「平日にお休みをとって」観に行かれたねこりんさんはじめ、多くのファンが納得かな?
まだライブビューの余韻に浸っているぐらい感動でしたが、今日の美弥るりかさんの退団発表で「あの美しい貴公子」がより心に深く刻まれそうです。
また気軽にコメントいただければ幸いです。
ありがとうございました。
わたしもライブビューイング観ましたー♪
愛の巡礼 美弥ゆりかさんとセクシー組長 光月るうさんのご挨拶も楽しかったですw
平日なのに映画館もほぼ満席でびっくり!みんな、お仕事は?!←わたしは有休ww
でも休んでよかったー!
DVD…初めて買いたいかもしれない…(〃ω〃)
ひなたさん
コメントをありがとうございます。
ホント!「愛の巡礼 美弥るりか」と「セクシー組長 光月るう」には笑えましたね。
ここは映画館というのを忘れて、声を出して大笑いしました。
充実したカンパニーだったことがよく伝わって、良いライブ・ビューイングだったと思います。
有休ですか? それでも「観る価値」十分あったことでしょう(^^)