星組・ANOTHER WORLD/Killer Rouge観劇感想&千秋楽、退団者の涙

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Killer Rougeはノンストップダンシングショー!

Killer Rougeの作風は?

お披露目公演の『スカーレット・ピンパーネル』は1本ものだったのでショーは無し。

次の大劇場公演でのショーは『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケドタカラヅカ)で、演出は酒井澄夫先生。

 

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酒井先生は宝塚の正統派レビューがお得意な先生です。

「パリのエスプリを効かせた」という表現がぴったりな、上品でオシャレな演出をされます。

もちろん、宝塚の王道であるこのようなレビュー作品も見目麗しく、幅広いファンに愛されます。

しかし、紅ゆずるさんならではという作品がそろそろ見たいぞ!という空気が少し高まっていたような気がします。

そこに今回の『Killer Rouge』はまさにど真ん中!に思いました。

演出家は齋藤吉正先生。

 

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スピーディーな音楽にのって流し目をキメまくる、そしてコメディータッチな場面もアリ。

ここでも紅ゆずるさんは持ち前のアドリブ力を活かして客席を沸かせます。

2003年宙組の『満天星大夜總会』を思わせるような、少しチャイニーズの要素が入ったオープニングは衣装も凝っていて、若々しい星組を堪能することができました。

なつかしのJ-POPもたくさん登場するので、その世代の人はテンションアップ間違いなし!です。

公演中にご他界された西城秀樹さんの曲も使用されていますので、オマージュのようにも聴こえましたね。

 

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Killer Rougeの見どころポイント

齋藤先生といえば、私にはもうこのイメージしかありません。

 

 

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可愛い娘役さんをアイドル化するのが好きな先生という…。

『Killer Rouge』にはここまでのアイドル衣装はありませんが、赤ずきんちゃんをモチーフにした場面ではやっぱり赤ずきんちゃんである綺咲愛里さんにアイドル風なダンスを。

 

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つい「可愛い!」と思ってしまい、まんまと齋藤先生の思惑にハマってしまった感じがしました(;^ω^)

 

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そしてこの『Killer Rouge』において最も目を引いた存在、それは極美 慎(きわみしん)さんでした。

まだ研5の下級生なのでそれほど目立つ場所に居続けることはないのですが、とにかく溢れる華やかさ。

 

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星組の下級生で新人公演主演経験者は他に紫藤りゅうさんや天華えまさんなどがいらっしゃいます。

私にはそのお二方よりも、お芝居でもショーでもピックアップされる場面が多かったように思いました。

そして、どこにいても見つけられるほどの光る笑顔。

男役さんならではの「キザる」「釣る」という技術はまだないものの、ニコッと笑う姿だけで見る価値あり!そんな生徒さんでした。

ショーでは歌のパートも与えられていたので、実力もなかなかのものとお見受けします。

この公演の東京公演が終わればバウホール公演2連続が待っていますので、そちらでの活躍に注目してみたいなと思います。

極美慎は空手の名手?本名、年齢、成績は?お茶会での素顔までを探る
極美 慎(きわみしん)さんは宝塚星組に所属する男役です。 2014年に100期生として宝塚歌劇団に入団されました。 端整な顔立ちと身長175㎝の抜群のスタイルで早くから注目され、着々と人気を集めている期待の若手男役の一人です。 ...

 

↓↓4.総括!極美 慎さん、確かあの作品でも光っていた…!

コメント

  1. シルバー蝶 より:

    ノル香様
    B席の長所は、作品に集中できること…なるほど~。前方でも席によっては1点集中で全体が見えないことはよくありますものね。
    ’それでもソラカズキ氏あたりはオペラ越しに攻めてくる…’
    すごいです、攻められた~い

    ’演出家や作品によって観る観ないを決める’ わかります。
    贔屓の演出家さんだと期待しますよね。私は、上田久美子先生のお芝居一押しです。

    基本はどの組も見る派で、初日大好き、自分なりの所見を感じたいと思っています。勿論プログラム買う派ですがノル香様ほど熟読していなくて(買った段階でパラパラ見、一応満足?)、まだまだ未熟者です。
    中ほどでちらちら観劇し、最終、東京千穐楽をライブで見る、というパターンが多い昨今です。
    ライブは、ゆったり座席で大写しで見れるのがよいですね。ただ、ここを映してほしいという場面が抜けていたり、個人の好みに合わせてもらえないところがあるのは仕方ないかなあ…。
    これからも、楽しい記事、よろしくお願いします。

    • すみれ子 より:

      シルバー蝶さん

      B席の楽しみ・・・ってありますね。
      これは負け惜しみでなくSSセンターとかでなく、「やったー、リーズナブルでこの楽しさ!」みたいに思います。
      (実は『WSS』を梅芸の三階てっぺんで観劇した時にも思いました)

      最近、私もライブビューはマメに観ています。
      こちらもSSセンターにもまして、舞台上の皆さんの小さな表情の変化から衣装の作りの見事さまで、舞台観劇とは違った面白さが見えますね。

    • 路線 ノル香 より:

      @シルバー蝶さま

      メッセージ、ありがとうございます!ノル香です。
      シルバー蝶さんもヅカファン第2シーズン突入ということで、第1シーズンとは少し違ったスタンスになっている自分を感じるとき、ないですか?

      第1シーズンは自分も若かったので、ジェンヌさんたちを「憧れの女性」という目で見ていた部分がありましたが、第2シーズンの今はスターさんはみんな年下ゆえ、「可愛い」という愛で方が増えました(*^^*)
      観劇の楽しみ方も、第1シーズンは「釣られに行く」という鼻息荒い感覚が強かったのですが、今は「作品の味を噛み締める」「組のカラーを堪能する」という静かな姿勢になったように感じます。ゆえの、B席でも充分楽しい!という感覚なのだろうと思いますね~。

      こうして、宝塚を好きになった時期によっていろんな角度からいろんな楽しみができるのも、ヅカ沼の深い所以ですよね。

      ウエクミ先生が大好きなのも、ライビュでのもどかしさも、もうシルバー蝶さんの仰ることすべてに共感です!プログラムだってノル香も割とササっとパラパラっと見る程度ですよ(;^ω^)
      「おとめ」は仕事柄、熟読することが多いんですけどね。

      ノル香ならではの視点を保ちながら、皆さんに楽しんでいただける記事を書いていきますので、末永くよろしくです!!

      ノル香

  2. うみひこ より:

    ノル香さん
    観劇レポって、前から10列目くらいまでに座った人が書けるものだと思ってました。B席観劇で詳細レポ書けるってすごくないですか??そもそも誰が誰だか判別つかないし、誰かをオペラグラスで追ってたら他が見えないし。自分は、あのメイドカフェの女の子は有紗瞳さんだったのかー、と後から公式webで確認し納得する始末です。。。

    その昔1789を東京で立ち見で観た時に、横にいた人(年配の女性)と幕間にくっちゃべっていたのですが、彼女曰く、
    「あたしはパッと見ただけで誰か分かっちゃうから、パンフは買わないのよねー。」
    「なんせ寿美花代の現役時代から観てるからね。」
    スゲーなこのオバ・・と驚愕した覚えがありますが、ノル香さんはそんな領域でしょうか??

    • 路線 ノル香 より:

      うみひこさま

      いつもコメントありがとうございます!!
      いえいえいえいえノル香はそんな『プロフェッショナル仕事の流儀-歌劇見守り人-』に出られるような領域には達しておりませぬ(;^ω^)
      その歌劇見守りプロさんは、寿美さん時代からの…ということならそれなりのご年齢だと思いますが、むしろそのお歳で若いジェンヌさんの見分けがつくことが本当に素晴らしいですね!
      多分最後に「-プロフェッショナルとは?」と訊かれて我々が想像もできないような異次元の名言を発せられるのでしょう。「登山家、ですかね」的な。
      私もそのようなヅカファンに成長していきたいものです。

      ノル香はB席からオペラで確認すればまぁなんとかお顔は判別できるので、その一瞬の確認作業だけ済ませて普通に肉眼で最後まで見る感じです。
      で、その答え合わせを幕間に公式サイトで確認する…そんな感じですかね。

      B席の長所は、客席降りがあろうとも釣りターゲットになることがないので作品に集中できることでしょうか。
      それでもソラカズキ氏あたりはオペラ越しに攻めてくることがありますが…
      恐ろしい子です。

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