星組『GOD OF STARS-食聖-』観劇感想、紅ゆずる集大成

星組

もう1ヶ月以上前に宝塚大劇場で観劇した『GOD OF STARS-食聖-』『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』

観劇感想を書かないまま時間がすぎさり、星組トップコンビ・紅ゆずる(くれないゆずる)綺咲愛里(きさきあいり)は宝塚大劇場を卒業していきました(涙)。

こんなコメディータッチであり、かつ人情を感じさせる『GOD OF STARS-食聖-』で主演ができるトップスターは過去、現在、未来、いつの時代になっても紅ゆずるさんしかいないでしょう。

『GOD OF STARS-食聖-』は、そう思うほど星組トップスター・紅ゆずるにふさわしく、彼女の持つクールなビジュアルの美しさと、関西お笑いタカラジェンヌな芸風という相反する個性が活かされた作品でした。

この記事は『GOD OF STARS-食聖-』の作品としての視点からの観劇感想をメインに綴っていきます。

\この記事の主な内容/

  • 『GOD OF STARS-食聖-』の作品としての観劇感想
  • 『GOD OF STARS-食聖-』の紅ゆずる&綺咲愛里
  • 『GOD OF STARS-食聖-』の星組生の活躍

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星組公演 『GOD OF STARS-食聖-』『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』初日舞台映像

『GOD OF STARS-食聖-』の作品としての観劇感想

『GOD OF STARS-食聖-』作品構成の感想

2.5次元の登場人物を活躍させることに長けた小柳奈保子先生らしい作品です。

宝塚のトップスターのさよなら公演とえば、トップさんは男役の哀愁漂う背中を見せて格好良く去って行く的な作品がほぼ定番といえますね。

そんなラストとは程遠く、紅ゆずるさん演じるホンシンシンは、綺咲愛里(きさきあいり)さんのアイリーンと二人の子どもたち、そしてたくさんの仲間達とわきあいあいと楽しくすごす日々が描かれてラスト!

いや〜、かってさよなら公演の作品でこんなに楽しく盛り上がった作品って会ったかしら?

というぐらい、紅ゆずる時代の星組はアットホームな愛につつまれていたことを感じます。

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『GOD OF STARS-食聖-』って話がわかりにく?

作品は「天界」からホンシンシン(天界時代の名前は紅孩児)が地上に落ちたことからはじまります。

天界、地上・シンガポールメイン、小林(こばやし)寺といくつかの場面をいったりきたりすることから、やや物語の展開がわかりずらい。

そんな観劇感想もチラッとみかけました。

うーん、たしかにそういう一面はあるでしょう。

そして舞台で思いっきり演じている生徒さんも楽しそうであるが、観ている観客は取り残されたようで白けて楽しめないというご意見も見かけました。

確かに一見で観劇に来られたお客さんと紅時代の星組を熟知している、熱心なファンの間ではこの作品に対する感想って大きな開きができてくるかもしれない、いわば身内受けの要素は多いです

  • 『ANOTHER WORLD』
  • 『オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-』
  • 『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』

紅さんが今までに主演した、これらの作品の要素がどこなく感じられる。

だからずっと星組さん観てましたよという人と、一見の観客ではノリに違いが生じるのでしょう。

このあたりっていつも思うのですが、宝塚作品のむずかしいところで、コアなファンにも受け入れられつつ、軽く宝塚を一度みようと思う観客にも受け入れられる。

・・・って以外にむずかしいものだと思いました。

また看板シェフによる料理対決のシーン。

ある一定の年代以上の人なら「あぁ」とすぐにわかる、1990年代のTV番組「料理の鉄人」の音楽が使われているのですが、これも知っているのと知らないのとでは、料理対決のシーンのあの番組を彷彿とさせるドキドキした面白さは理解できない。

・・・ということで、観る側の知識や経験で「わかりずらいからおもしろくない」というのは、作品の良し悪しの感想とは別物。

観客の数だけ感想はあるのだから、私的にはそれはそれでいいのではないか(身内受けギャグも含む)という考えに至りました。

「小林(こばやし)寺」というネーミングも、ヅカファンじゃないと知らないですものね。

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↓↓2. 『GOD OF STARS-食聖-』の紅ゆずる&綺咲愛里

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