宝塚用語解説シリーズ!今回は「背負い羽根」です!
宝塚を象徴するアイテムといえば、ファン以外の人でも真っ先に頭に浮かぶのがあの「大羽根」ではないかと思います。
世界に劇団は数多あれど、あれはもう世界中どこを見ても宝塚歌劇団でしか見られないアイテムです。
あの背負い羽根は、単に「綺麗」というだけではなく、いろいろな意味を含んでおり、ここもまた奥が深い。
今回はその奥深~いところまで徹底的に解説していきます!
宝塚の背負い羽根とは?
まずは、羽根の説明から。
背負い羽根とは、ショーの最後、もしくは作品のフィナーレの最後に、主にトップスターさん、トップ娘役さん、2番手スターさんが背負っている円形の大きな羽根のことです。
どんなジェンヌさんでも
大劇場で大羽根背負ってるのを
確認出来たら
トップになったことを認識する… pic.twitter.com/RaQryvq6X7— ざわわ (@zawawazuka) 2017年1月1日
背中に羽根を背負うスタイルは宝塚以外でも目にすることはあります。
↓サンバカーニバルのダンサーさんたち
しかし、クジャクのようにここまで180度羽根を広げた大きな大きな背負い羽根は、やはり宝塚でしか見られません。
背負い羽根が登場するまでの最もスタンダードな演出は…
ショーの後半に下級生によるラインダンス(ロケットとも呼ぶ)
→大階段登場
→群舞(黒燕尾など)
→トップコンビによるデュエットダンス
→エトワール(詳しくはこちらに↓)

→出演者が順に大階段を降りる
この大階段降りのときに、トップコンビと2番手スターさんが羽根を背負って登場!という流れになります。
Misty StationとONE観たー
トップ2人にまさみりだから羽根がワッサワサなのよね笑 pic.twitter.com/uyTZxcjmn4— paam (@t_rurika) 2014年2月11日
つまり、ショーの最後を飾る最もゴージャスな場面ということですね。
その豪華さをいちばん演出しているアイテムが、この背負い羽根ではないかと思います。
修学旅行生や農協さんなどの団体御一行様で、宝塚初見の皆さんがたくさんいらっしゃるときにトップさんの大きな羽根を見て
「おおお~!!」
「うっわぁ~~すごい!!」
とか、歓声が上がっていることがよくあります。
それほど、トップさんの大羽根は生で見るとインパクト大!
宝塚を観て「つまらなかった」と思う人がほとんどいないのは、最後にこの見事な羽根を見て「すごい!」と思えるからではないかと思います。
↓↓2.羽根ってどんな構造?歴代の個性的デザインも一挙紹介!
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