花組の現在のトップ娘役である仙名彩世(せんなあやせ)さんの退団公演となる、『CASANOVA』。
ついに初日を迎えました。
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花組は2018年も『ポーの一族』で1本モノを上演していますので、ちょっとペース的にはまだ早いかな?という感じがあります。
宝塚の本公演で、ショーのない「1本モノ」と呼ばれる全編お芝居となる公演は年に1~2本。
2018年は花組『ポーの一族』と、月組『エリザベート』の2本でした。
ですので、5組のうち、2年続けて1本モノを上演するのは少し珍しいですね。
楽しくてときめきまくるショーのほうが好き!という宝塚ファンも多いと思います。
それでも、『CASANOVA』を2019年の花組大劇場公演1作品めとしよう!と決めたのは、着実に実力をつけてきている演出家、生田大和(いくたひろかず)先生への劇団の期待の表れでしょうか。
そんな『CASANOVA』、一体どういう作品でどんな見どころがありそうなのか、一緒に予習して知識を深めていきましょう!
『CASANOVA』演出家・生田大和への期待
まずは、今回の担当演出家である生田大和先生に関することから。
生田先生は宝塚の演出家の中ではまだ若手になります。
大劇場デビュー作は2014年の花組公演『ラスト・タイクーン』。
蘭寿とむ(らんじゅとむ)さんの退団公演という重責を背負いました。
しかし、ファンの「こういうのが観たかったのーー!!!」という要望に見事に応えます。
蘭寿さんにぴったりな役柄と演出で大好評を得ました。
↓こんな風にデートのお迎えに来てほしい!と望まない女子がいるでしょうか!!!
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その後の大劇場作品は…
- 2016年宙組『Shakespeare』
- 2017年雪組『ひかりふる路』
など。
1人の実在の男性の人生に焦点を当てた作品が多く、宝塚にあまり詳しくない人が観ても興味深く入り込めるような演出手法が秀逸だなと感じます。
ハッピーエンドもありますし悲しい終わりもありますが、どれも観劇後に「いい作品だったなあ」と思える温かさが残ります。
↓フランス革命家のロベスピエールを描いた『ひかりふる路』。トップコンビに素晴らしい歌の掛け合いをさせて、鳥肌モノの場面でした!
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そのスターさんの特性・長所を最大に活かした演出にいつもファンは「そうよ!これが観たかったのよ~!!!」と感激。
『ひかりふる路』はアメリカの大人気作曲家、フランク・ワイルドホーンさんからの楽曲提供を受け、今回の『CASANOVA』もフランスの著名な作曲家、ドーヴ・アチアさんからの楽曲提供を受けます。
日本の劇団のために世界的なミュージカル作曲家が楽曲提供してくれるというのは、なかなか誇らしいこと。
生田先生には演出家としてそれだけの魅力があるということですよね。
きっと今回の『CASANOVA』でもその見事な手腕を発揮してくれることでしょう。
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