花野じゅりあ、桜咲彩花はじめ花娘達の活躍も!
花野じゅりあ(はなのじゅりあ)さんは、カサノヴァの元恋人・ゾルチ夫人。
桜咲彩花(おうさきあやか)さんは、ヴェアトリーチェの侍女・ダニエラ役で退団されます。
花野じゅりあさんは作品を深める役どころをこなしつつ、花組副組長としても花組を牽引してきた存在。
桜咲彩花さんもまた花組の作品になくてはならない娘役。
トップ娘の仙名彩世さんと同時の退団は、花組娘役の層が今後どうなるのか?なんて、気になるところですが、『CASANOVA』でも作品に欠かせない光を放っていました。
逆に次期トップ娘役・華優希(はなゆうき)さんはフレッシュな魅力で光り、なるほど明日海りおさんと並びもさぞかし可愛らしく美しいことだろうと、花組娘役陣の世代交代を感じざるえません。
男装の麗人の城妃美伶(しろきみれい)さんが、かっこよく可愛い!のも、忘れられません。
祝典喜歌劇『CASANOVA』観劇で宝塚の新しい魅力に開眼
とにかく花組公演・祝典喜歌劇『CASANOVA』には宝塚の新しい魅力に触れたような気がしました。
冒頭にも書いたように、脚本・演出の生田先生の手腕に驚き、舞台機構を駆使した演出からもこれからの宝塚を担う若手作家さんの成長を大変うれしく思いました(また偉そうにすいません・・ ^^;)
視覚的に色とりどりの衣装の美しさにも、音楽の素晴らしさにも酔いしれ、今年105周年を迎える宝塚、100周年からより新しい時代へと羽ばたいているようです。
↓↓この明日海りおさんと仙名彩世さんのドレスの色が斬新。でも舞台でとても映えて、心がウキウキしてくる、まさに恋の予感のある色でした。
スターが退団しては、また新しいスターが誕生するこの世界。
今回はトップスターの退団ではありませんが、トップ娘役をはじめ花組を支えた娘役さんが退団、また期待の娘役の一人・舞空瞳(まいそらひとみ)さんも組み替えですね。
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『CASANOVA』観劇後の帰路は、もうこのメンバーでの花組を観ることがない。
そう考えただけで、寂しいような残念なような、もっと観ておけばよかったという後悔だったのか、あれこれと考えてしまいました。
でも物語は大団円にハッピーエンド。
宝塚の人事がどうのこうのはもういいか・・・。
こんなにも素晴らしい作品に出会えた幸せ、そして客席の片隅で仙名彩世さんという素晴らしい娘役の宝塚最後の舞台を観ることができたのだから。
そう思いこの観劇レポは締めくくります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
すみれ子さん
ムラ遠征を終えて家に帰ってきました。カサノバは前楽を観ました。当日立見で。立見2列目ゆえ前の棒につかまれないのは結構しんどいですね。既に三回もカサノバ観劇してる宝塚在住の知人を立ち見につき合わせてしまいました。夜の花組娘役さんお茶飲み会もおっさん二人で恥ずかしげもなく参加。華やかなパーティの場を乱してしまいました。。皆さんごめんなさい。
さてカサノバですが、まず服の色づかいが楽しげでいいですね。カーニバルのところとか。ラストでの赤色で統一した服(靴も)もイカしてます。
演者では鳳月杏さん、女役でもディープインパクトです。演技も歌もレベル高し。最後の挨拶での拍手は一番大きかったような。全く惜しい人を花組から出しちゃうんですね。これで月組での扱いがイマイチだったら小生怒りますよ。
仙名さん、今回はまさしくヒロインの役で良かったなーというのが率直な感想です。相手を思う感情が揺れ動くところの演技はさすがです。千秋楽のサヨナラショー、見たかったです。
明日海さんは、仮面のロマネスクでも思ったのですが、こういうチャラい女たらしの役がすごく似合います。女性との会話に余裕があるところが全くうらやましいです。
音くり寿さんの演じる猫?すごく可愛かったです。蘭陵王ではディープな役だったのに今回はいたずら子猫。演技にすごく幅がある娘役さんです。これからも楽しみです。
余談ですが、今回ムラで新人公演チケットをお譲りしたブロガーさんと初めてお会いすることができました。会った最初はお互いなんとなくぎこちないかんじでして、その後ハンドルネームで呼びあって会話するのが新鮮でした。周りから見たら変だったかも。ネットで繋がる縁を再認識しました。いい時代です。
うみひこさん
遠征を楽しまれたようで何よりでしたね(^^)
最近の宝塚って本当に男性ファン増加中、お茶会の花組娘役さんも喜んでいらっしゃったのではないかと思います。
私が参加したお茶会でもご夫婦での参加、実はダンナ様が熱心なファンというケースもありました。どうぞ大きな顔?でどんどん参加してください。
わ〜、私も『仮面のロマネスク』はどーしても観たくて、ゆきちゃんのプレお披露目の全ツ観ました。おっしゃる通り、ちゃらいのは明日海りおさんに似合いますね。
でもどこか誠実さのある「ちゃらさ」に好感を持っています。
(大空ゆうひさんヴァージョンも観ましたが、役者で「色」が変わるのがよくわかりました)
観劇後にまだまだ明日海&仙名のコンビでの作品を観たかったし、鳳月杏さんが欠けた花組がピンと来ないと思ったり・・・
でも「まだまだ観たい」と思わせてくれるところが「有終の美」なのでしょうか。
ゆきちゃんの大劇場卒業、みりおさんの退団発表、いろいろなニュースでどんどん寂しくなるのは、あまりにも楽しい夢を魅せてくださったせいね・・・なんて思っています。
不思議なネットでつながるご縁も、広げられるといいですね。
初めてコメントさせて頂きます。
私は第一次ファンは最初のベルバラの少し前、30年余り離れておりましたが数年前から第二次ファンになった新参者です。
CASANOVAの観劇レポを読ませて頂いて、ホント、ホントとうなずくばかり。
これ程同じような印象、感想を感じた観劇レポはめずらしいので、思わずコメントしたくなってしまいました。
宝塚がスター中心の演出になってしまうのは承知していますが、80名近い組子を上手く使えていないなあ。半分の人数でもできるやん?と感じることがしばしばあります。
ですが、CASANOVAは巧みな演出で若手の出番も十分に確保したうえで、スター中心に話が進み、音楽衣装ともに楽しく、美しく。スピーディで飽きさせない。
本当に、オリジナルの一本物でこんなに満足したの久々です。
次回作が楽しみな演出家さんですね。
おとぼけ男爵さん
ご訪問とコメントをありがとうございます。
私も初演のベルばら辺りからしばらく観劇、第二次ファンはこの10年ぐらいですから、失礼ながら年齢も同世代かもしれませんね(^^)
『CASANOVA』に同じような感想を持っていただいて、私も嬉しい限りです。
第一次ファン時代にも素敵な作品に出会いました。
でも、今の時代にふさわしい作・演出家さんが生まれ、育っていることに、これからまだいっぱい宝塚から夢をもらえる!と嬉しくなりますね。
昔は「カーテン前」という芝居が多かったのは、舞台機構上しかたないこと。
『CASANOVA』を観ながら、そうよね・・・「カーテン前芝居」はもう古いんだよね・・・なんて思ったりもしました。
若手作家さんには伝統を学んで欲しいので、やはり大御所の存在は大切ですが、あまり出すぎずにこういう作家さんの育成にももっと頑張って、いつまでもファンに夢をみさせてほしいですね。